編集部員がお勧め! コレ行くべき!
週末写真展&イベント情報


「光を集めるプロジェクト」より 埼玉県さいたま市浦和区(西) 2015年冬至-2016年夏至 , インクジェットプリント ©Ken Kitano, courtesy MEM

週末、プライベートで出かける写真展の情報探しにいそしむ編集部の面々が、
おススメの写真展やイベント情報、写真集情報をご紹介します!
さて季節はすっかり、ギャラリー巡りしたい秋に移り変わりました。

編集E
「○○の秋」って言うじゃないですか。あれ、皆さん何ですか?
編集B
カズオ・イシグロかな。
編集E
それ、言ってみたかっただけでしょ!
編集B
そういう君は、なんなのさ?
編集E
え~、やっぱり、気になります???
編集A
特に気にならないので、本題に行きましょう! やっぱりいまは「写真の秋」。行きたい写真展がたくさん。まずは、東京・広尾のエモン・フォトギャラリーで開催しているロジャー・バレンの『BALLENESQUE』。
編集C
写真だけでなく、ロジャーのイラストが床や柱、トルソーに描かれていたり、人形やオブジェがおかれていたり。ギャラリー全体でロジャーの世界観が味わえて、見ごたえありましたね。

ロジャー・バレン氏 エモン・フォトギャラリーにて

編集A
何がリアルで、何が演出なのかわからない、混沌とした物語の中に、怖さ、かわいさ、ユーモアもあって。隅々が面白くて、つい見入ってしまった。

Prowling, 2001 Silver Gelatin Print ©Roger Ballen Courtesy of EMON Photo Gallery

編集B
「Ballenesque=バレン的な」というタイトルの通り、他にはいない、唯一無二の作家の作品を堪能できる貴重な機会ですね。
編集E
オープニングではご本人にお会いできて感激でした!
編集B
さて海外作家の来日といえば、11月13日(月)にマイケル・ケンナのサイン会があるそうですよ。イタリア中部のアドリア海に面したアブルッツォ州を写した写真集『ABRUZZO』日本語版が発売となるそうです。

Curious Cloud, Campo Imperatore, Abruzzo, Italy. 2016 Photo © Michael Kenna/RAM

編集C
会場は、南青山のギャラリー・アートアンリミテッドですよね?近作写真展が楽しみ! マイケル・ケンナのモノクロームはこの季節にピッタリですね。「モノクロームの秋」に浸りに行きたい。
編集E
おっ!いいこと言うね!
編集D
「モノクロームの秋」もいいけど、恵比寿の東京都写真美術館では「写真新世紀展2017」が開催中ですね。2015年からデジタル作品(静止画・動画)の募集も始まって、新しい写真表現に出会えそう。

ジャンカルロ・シバヤマ 『I traveled on an island』(アレックス・ソス選)

編集E
優秀賞に選ばれた人だけでなく、佳作の中でお気に入りの人を見つけるのが毎年楽しみ。
編集A
そうやって注目していた人が、のちに活躍しているのを見ると、嬉しいんだよねー。
編集C
さて私からは、「宇宙を感じる秋」をお勧めします。スケールの大きい作品が、恵比寿のギャラリーMEMと埼玉県立近代美術館で見られますよ。
編集D
北野謙さんの『光を集めるプロジェクト』ですね!なんと、「冬至と夏至を基準に約半年間の太陽の軌跡を地平線とともに長時間露光で一枚の写真におさめた」のだそうです。すご~い! 「超・長時間露光」!
編集A
埼玉県立近代美術館をはじめ、数十か所にカメラを設置して撮影されたそう。晴れの日も、雨の日も、雪の日も、嵐の日も、ずーっと露光し続けて写った写真だなんて、なんだか感慨深い・・・。

「光を集めるプロジェクト」より 山梨県北杜市清里 2016年冬至-2017年夏至, インクジェットプリント ©Ken Kitano, courtesy MEM

編集B
まず、カメラが無事であることが奇跡ですね。
編集C
しかもその写っている光の線が力強く、本当にきれいで、神秘的。ぜひ、会場で作品を見てみたいですね!
編集E
僕は、新宿区にあるアートコンプレックスセンターで開催される、写真集団シメンソカ「写☆進化論」展を楽しみにしています。
編集D
編集部は男子ひとりで、リアル四面楚歌だもんね。
編集A
メンバーの矢野巌さんは、2011年のNYフォトフェスティバル内で開催された「御苗場 in NY」で日本選抜メンバーに選ばれていたよね。町のスナップを撮る写真家はいっぱいいるけど、矢野さんの視点は絶妙。おじさんのシリーズとか、ペットボトルのシリーズとか、哀愁と何故?がたっぷり。
編集C
一緒に活動している他のメンバーの作風の違いにも注目!

©Iwao Yano

©Hironobu Matsuzaki

編集A
さてと、たっぷり素晴らしいお勧め写真展の話をした後で、一応聞いとくけど、で、なんの秋なの?
編集E
発表します。僕は「ぬか漬けの秋」!「ぬか漬け」始めたんですよ~。
編集D
え~っと、それって写真にも、このコーナーの趣旨にも、全く関係ないよね?
編集E
写真以外の秋だって、いいじゃないですか! ぬか漬けセット買ったんですよ! 自宅で漬けてるんですよ! ううっ、、、でーも、負けないで、泣きそうで、消えてしまいそうなときは…。
編集C
それってまさか、アンジェラの・・・
編集E
アキでした! また来月!
編集B
言いたかっただけでしょ!

ロジャー・バレン写真展『BALLENESQUE』

1950年ニューヨーク生まれのロジャー・バレンは、カリフォルニア大学、バークレー校を卒業したのちに、様々な国を旅してまわり、現在は南アフリカ・ヨハネスブルグ在住。35年にわたって写真の可能性を探り、実験的なアプローチで作品を次々と発表している。本展では、「BALLENESQUE:Roger Ballen-A Retrospective」と題された作品集の出版に伴い、これまでの革新的な作品を一堂に集め展示されている。

Dresie and Casie, twins, Western Transvaal, 1993 Silver Gelatin Print
©Roger Ballen Courtesy of EMON Photo Gallery

ロジャー・バレン写真展『BALLENESQUE』
EMON PHOTO GALLERY
会期:開催中~12月20日(水)まで
時間:11:00~19:00(月~金)、11:00~18:00(土)
住所:東京都港区南麻布5-11-12 TOGO Bld,.B1
休廊:日・祝
https://www.emoninc.com/

マイケル・ケンナ 写真展『ABRUZZO and Recent Photographs』

世界で最も人気のある写真家の一人であるケンナ。日本を愛し毎年のように日本を訪れ撮影していることでも知られている。昨年、北海道の連作により第32回東川賞特別作家賞を受賞した。イタリアのアドリア海に面したアブルッツォ州を撮影した写真集『ABRUZZO』の日本語版の出版を記念して来日。『ABRUZZO』のほか、多彩な近作が展示される。

写真集表紙

マイケル・ケンナ 写真展『ABRUZZO and Recent Photographs』
ギャラリー・アートアンリミテッド(協力:RAM)
会期:~11月18日(土)まで
時間:13:00~19:00
住所:東京都港区南青山1-26-4 六本木ダイヤビル3F
休廊:日・火・祝  ※11月9日(木)~12日(日)店外催事のため休廊
http://www.artunlimited.co.jp/

写真集 『ABRUZZO』日本語版
企画制作:Nazraeli Press(USA)日本語訳付。
発行:出版協同社 9,800円(税込) 限定500部

マイケル・ケンナ サイン会
日時:11月13日(月) 18:30~19:30
会場:ギャラリー・アートアンリミテッド
参加方法:名前、冊数、電話番号を記入の上、下記メールにて予約。
info@artunlimited.co.jp

写真新世紀2017年度(第40回公募)

1705名(組)の応募者の中から選出された、優秀賞受賞者7組と佳作受賞者11名の作品が展示されている。2015年よりオンラインでのデジタル作品(静止画・動画)の募集を開始し、海外からも数多くの応募があった。本年度は写真新世紀で初めて、南米、欧州、中国出身の優秀賞受賞者が誕生した。

優秀賞選出審査会の様子

写真新世紀展2017
東京都写真美術館
会期:開催中~11月19日(日)
時間:10:00~18:00(入館は閉館時間の30分前まで)
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
休館:月
http://topmuseum.jp/

グランプリ選出公開審査会、表彰式
2017年11月10日(金)15:00~18:00
会場:東京都写真美術館 1Fホール
定員:先着180名
申し込み・詳細:
http://global.canon/ja/newcosmos/news/topics/20171003-grandprize-selection2017/

北野謙展『光を集めるプロジェクト』

1968年東京都生まれ。1991年日本大学生産工学部数理工学科卒業。2011年第14回岡本太郎現代美術賞特別賞、東川賞新人賞を受賞。国内外で多数展覧会を開催している。本作は、各地にカメラを設置し、半年間の太陽の光跡を撮影するプロジェクト。撮影の期間は、[冬至―夏至]を基準に設定される。地球の公転によって毎日少しずつ位置を変える太陽の軌跡は、地平線とともに長時間露光によってフィルムに記録された。
「光を集めるプロジェクト」より ダイヤモンドグリッド・東京, 2017年, インクジェットプリント ©Ken Kitano, courtesy MEM

北野謙展『光を集めるプロジェクト』
MEM
会期:11月25日(土)~ 12月24日(日)
時間:12:00~20:00
住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
休廊:月曜[月曜祝日の場合は翌日休廊]
対談企画:11月25日(土) 19:00~ 参加無料
ゲスト: 梅津元(埼玉県立近代美術館主任学芸員 / 芸術学)
http://mem-inc.jp/

「アーティスト・プロジェクト#2.02 北野謙:光を集める」
埼玉県立近代美術館
会期:開催中~12月10日(日)
時間:10:00~17:30
場所:埼玉県立美術館 1階ギャラリー 無料
休館:月
アーティスト・トーク:11月5日(日)
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/index.php?page_id=0

写真集団シメンソカ 第3回写真展「写☆進化論」

矢野巌、松崎ヒロノブ、KaoRin、椿原桜果の4人で活動している、写真集団シメンソカ。第3回となる「写☆進化論」展が新宿区にあるアートコンプレックスセンターで開催される。結成から隔年毎に行われる3回目の展覧会で、『グループ個展』と銘打ち、個展が集まったような、見ごたえのある展覧会を目指す。

写真集団シメンソカ 第3回写真展「写☆進化論」
アートコンプレックスセンター
会期:11月7日(火)~ 11月12日(日)
時間:11:00~20:00
※最終日11月12日(日)のみ11:00~18:00
休廊:月
住所:東京都新宿区大京町12-9
http://www.gallerycomplex.com/