フォトコンテストで役立つ!テーマ写真の撮り方・選び方2


いざフォトコンテストに応募しようと思っても、何を撮ればいいかわからない…という方もいるのではないでしょうか?
そんな方には、ぜひテーマ部門への応募をおすすめします。
テーマを持って撮影することは、自分らしい視点を鍛えるための第一歩。

本記事では、いま募集中のPPC(ファットフォトコンテスト)の応募テーマをもとに、コンテストで役立つ作品撮影のヒントをテラウチマサトが伝授します!

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今回のテーマは 「光のある風景」

 

今号のテーマが「光のある風景」であると聞いたとき、真っ先に思い出した言葉がある。
“光は反射物がなければ光らない”という言葉。

光は、反射物があってこそはじめて光となって輝くのだ。それは、シンプルだけど盲点を突いているような言葉のように思う。この言葉にインスパイアされて「光のある風景」の撮り方について考えてみることも面白い。

写真集「タヒチ 昼と夜の間」の表紙に使った、風に揺れるヤシの木を前景にした、満天に輝く星々の写真は、“光は反射物がなければ光らない”という言葉の意味を理解するうえで有効だと思う。

夜空に輝く星々もすべてが自ら輝いているわけでなく、太陽の光に反射して輝いている。
月もそうだ。すなわち、写真の中の真黒い夜空の部分にも、実は光は満ち溢れていて、星や月という反射物があるから輝いているのだ。
そう考えると、「光のある風景」とは、反射物によって作り出される風景でもある。

今回、ヤシの木と満天の星以外に選んだ写真についても考える。
例えば少しアンバーな色調の風景として、海や波を撮った写真。

この写真は「光のある風景」として波を反射物として撮影している。反射物が波だから面が平坦ではない。凸凹しているし極端に盛り上がっていたり霧状になっていたりする。手前のヤシの幹や、暗く落ちた砂浜と輝く海の対比も、写真の面白さに一役買っている。

藁葺の家にも似た写真についても記そう。屋根や壁に色濃く落とすヤシの木の影。これも家の壁の一部に強い光が当たり、それがきれいに反射していることとヤシの幹のクロスする影に面白みを感じて撮ったものだ。平たい面が影をストレートにしてより力強く交差する幹を印象付けた。

そして、花の写真。斜光が木や花や葉に当たり反射している。木々に当たる光の明度の差が写真に変化を与え面白くしている。

反射物の凸凹や、平坦なことで強くなる幹の影。あるいは、光の明暗が加わることで醸し出る明度の差。
こんなことが「光のある風景」を面白いものにしているように思う。

(写真・文:テラウチマサト)

テラウチマサト写真集『タヒチ 昼と夜の間』

今回ご紹介した写真は、テラウチマサトの最新写真集『タヒチ 昼と夜の間』の収録作品です。
まるで天国のような白い砂と青い海の昼の姿と、太古の昔から流れる、怪しく、不思議な闇夜の時間。8年間、タヒチを撮影し、過ごす中で気づいた人生で大切なことを、フォトエッセイで綴ります。

著者:テラウチマサト
タイトル:『タヒチ 昼と夜の間』
価格:4,000円(税込)
仕様:上製本/W148mm×H195mm/176ページ/特製ケース付き
URL:http://cmsinc.shop-pro.jp/?pid=130161582

 

 

 

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