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HOW TO / 作品制作のヒント

ステップアップのヒントに!フォトコンPPC vol.107 「もうちょっとで入選!」審査員の講評


「桜坂」川島史靖

満開の夜桜がきれいです。夜空の明るめの青と桜の濃いピンクの組み合わせもいいですね。車をスローシャッターで撮影したことで、幻想的な、未来を感じる写真になりました。欲をいえば、この軌跡がもう少しきれいに写せると、もっと見ごたえのある面白い写真になったと思います。

「挽馬の日」北郷太郎(北海道)

イベントを見ている観衆を写した写真です。表情や服装、ポーズのひとつひとつが面白く、また少し古い写真なのか、時代性が見られて興味深かったです。みんなが楽しみにしているイベントなのでしょうか。何を見ているのかとても気になる写真でした。

「秘める」森田裕子

何を写した写真でしょうか。丸い輪郭と、光と黒だけで構成されたいさぎの良い写真です。見る人の想像力を働かせる写真ですね。1枚写真で見せるなら、光と影のコントラストがもう少し出てもよいかと思いました。このような構成の写真を撮って、組写真にできると思います。ぜひシリーズ化を目指してほしいです。

「静かな海を行く人達」舟川十四朗(富山県)

とても美しい写真です。中央奥は、スタンドアップパドルをしている人でしょうか。遠くにポツポツと人が見えます。また手前の岩と鳥のシルエットもきれいで、こちらにも目が行ってしまいますが、主役は手前の鳥たちなのか、奥の人なのか、もう少しだけハッキリさせてもよかったかもしれないですね。

「もしかして今夜は、夜明けがきてくれるかもしれない」にたばる(滋賀県)

雰囲気のある写真ですね。モデルとカメラマンというより、一緒に過ごす中でのふとした瞬間をとらえた写真のように感じられるところがいいです。背景のまちの様子もいいと思いますが、1枚で見せるには伝わりにくい写真かもしれません。ぜひ次は9月30日(日)に締め切りのPPC道場に応募してみてください。


STORY TELLER / 写真家達の物語 vol.37

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まちスナ日和