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HOW TO / 作品制作のヒント

まっすぐな写真の力に引き込まれた PPC道場 第2期入選作品の評価ポイントをチェック!


3位 「明日をそだてる」
丸井みのる(三重県)

■評価POINT
✔シークエンスがわかりやすい
✔意図が明確でバランス的にも組写真として成立している

―次に総合3位は、丸井みのるさんの作品「明日をそだてる」。鈴木さんが1位に選ばれました。

鈴木 シークエンスがわかりやすくて、見やすかったです。最初から1枚を目指して撮っていない感じが、数で見せる時に逆にうまくいっていますね。
写真自体はかなり緩いんですが、意図するところも明確ですし、バランス的にも組写真として成立している作品だと思いました。

3位 「母の日々」
船見征二(栃木県)

■評価POINT
✔丁寧に組めている
✔表現したいことに沿った自分なりの形ができている


―同列で3位の作品は、船見征二さんの「母の日々」です。中藤さんが1位に選ばれました。

中藤 5枚という枠組みの中で、おばあさんが亡くなったところから新しい命が誕生し、育っていく過程までを丁寧に組めていますね。
典型的な起承転結の組写真ですが、きちんと表現したいことに沿った自分なりの形にできている。お母さんの表情もなんとも言えず、リアルな日々の生活を垣間見たような気持ちになりました。

5位 「風に向かって」
亀井栄二(富山県)

■評価POINT
✔写真のつながりを意識したセレクトができている

―続いて総合5位は、亀井栄二さんの作品「風に向かって」です。鈴木さんが2位に選ばれました。

鈴木 動画のカット割りのように、きちんと流れで写真をセレクトできています。
今回の審査でお2人の話を聞いていて、そこまでうまく組めていなくても、面白さが生まれてくるんだと気づきました。
この作品はどちらかと言えば写真のつながりを意識してつくられていますが、組写真をコンテストに出す時の、しっかりと考える姿勢がいいなと思いました。


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