作品づくりのワンポイントアドバイス! フォトコンPPC vol.111「あと一息」講評公開!


「店内を覗く」中嶋勇樹(東京都)

手前の机、ビールの看板、扉、そして奥の店員さんという順番で、作者がいちばん見せたい被写体にうまく誘導することができていますね。タイトルはもう少し工夫できたかもしれません。

「幼なじみ」小林真佐子

クリスマスツリーが画面の2/3を占める、大胆な構図に仕上がっています。ぶらしたことによって、2人の女の子が無邪気に遊ぶ姿が想像できますね。モノクロですが、温かさを感じました。

「漂流」水池葉子(兵庫県)

ドイツの路地裏での1枚とのこと。夜の異国の町の雰囲気が、とても素敵ですね。街灯の下でぽつんと佇むベロタクシーが、歴史ある街並みの中で、異質なものとして浮かび上がっています。

「瓜二つ」能登谷明日香(東京都)

赤ちゃんの可愛らしい表情に癒されます。お父さんの白いシャツにズボン、赤ちゃんのレース編みの服、背景の白色が、赤ちゃんの無垢さや、お父さんの純粋な気持ちを表しているように感じました。

「人生を語らず」松橋勝

薄い山の影と、朝焼けのグラデーション、街灯と標識のシルエットが美しいです。奥の道を進む男性の後ろ姿に哀愁が漂っていて、情緒的な1枚でした。いろんな物語が想像できそうです。

「クリスマスの後に…。」ヨシタカダイコ

クリスマスとは対照的な物悲しさをイメージしたとのこと。家や枯れた木を水面の反射で捉えることで、うつむいた視線が表現されています。自然と悲しみを感じさせるようないい切りとり方ですね。

「昆布はこび」北郷太郎(北海道)

驚くほど長く、太い昆布ですね!手前を大きく写したことによって、より昆布の力強さを感じました。引っ張っている人が漁師ではなく、麦わら帽子を被った華奢な女性というところも面白いです。