独学で写真を始めた佐内正史29歳のデビュー作『生きている』が出た経緯とは?|飯沢耕太郎が選ぶ時代に残る写真集

佐内正史は1968年、静岡県で生まれた。独学で写真を撮り始め、1995年に第4回キヤノン写真新世紀優秀賞を受賞する。2002年に私家版で刊行した『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞を受賞した。1990年代後半の空気感や張り詰めた自身の感受性が写る、1997年のデビュー作『生きている』をご紹介します。