【11/14~11/25】みくになえの個展『glare』が東京・72Galleryで開催



第34回東川町国際写真フェスティバルの赤レンガ公開ポートフォリオオーディションでグランプリを受賞したみくになえ。

グランプリの副賞として、11月14日(水)~11月25日(日)まで個展「glare」が72Galleryにて開催中だ。

車のヘッドライトとヘッドライトの光が重なる瞬間、人の姿が見えなくなるという“グレア現象”。

教習所でその現象を知り、「光が重なる時、失われた魂が再び浮かび上がることもあるのではないか」と考えたことが、このテーマを追求するきっかけだったという。

見えざるものの存在を気にかけたいとか、魂の存在を信じてみようというのは、荒唐無稽な祈りなのだけれど、その思い込みと生きることで、今を生きる奇跡に慎重でいられる気がしている。

科学では証明できないことの周りに言葉があって、
言葉では拾いきれないことを助ける装置として、カメラがあると思っている。

(図録「glare」より)

雨の路地や、夜の国道。
眩しい夜の車の光が、美しくも奇妙な感覚を呼び起こす。

会場では写真作品のほか、プロジェクターで異なる2つのスライドショーも投影されている。
さらに、副賞として制作された図録は無料で配布。

11月17日(土)には、みくに氏を選出した審査員とのトークイベントも開催。
飯沢耕太郎(写真評論家)、鷹野隆大(写真家)、沖本尚志(編集者)、菊田樹子(インディペンデント・キュレーター)、高橋朗(PGIディレクター)の5名が登壇を予定している。

トークや図録、展示などさまざまな形で作品に触れて、みくに氏の作品を考察してみてはいかがだろうか。

 

第34回 東川町国際写真フェスティバル
赤レンガ公開ポートフォリオオーディション2018 グランプリ受賞者展
『glare』 みくになえ Exhibition

■期間 開催中~11月25日(日)
■時間 12:00~19:00(展示最終日は17:00まで/休館日:月・火)
■会場 Tokyo Institute of Photography / 72Gallery
(〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1F)
■入場料 無料

第34回東川町国際写真トークイベント
■日時 2018年11月17日(土)18:00~
※事前申込不要

東川町国際写真フェスティバル 赤レンガ公開ポートフォリオオーディションとは?
写真アーティストの才能発掘と写真文化の高揚を目的に開催。
2012年にスタートし、参加者が審査員や来場者との対話を通じて、作品を深めていくことのできる場を提供している。グランプリ(1名)受賞者には、東京での個展開催(TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY 72 Gallery)と図録・DM制作が副賞として贈呈される。

みくになえ Nae Mikuni
1984年横浜生まれ。2008年多摩美術大学芸術学科卒業。主な展示に、「真昼の月」(ニコンサロン新宿・大阪、2007)| 「GALAPAGOS」(Place M、2014)| 「都市にまつわる写真案 edit 1-3」(司3331、2015-2016)。


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