御苗場2019 レビュアー小林正明さんが選出した理由とは? 受賞&ノミネート作品公開


2019年2月28日(木)~3月3日(日)までの4日間、横浜・大さん橋ホールにて開催された日本最大級の写真展イベント「御苗場2019」。270以上の写真好きによる個性豊かな展示のなかから、レビュアー賞、スポンサー賞などを受賞した作品をご紹介しています。

本記事では、レビュアー・小林正明さんが選出した作品をご紹介。レビュアー賞 受賞作品だけでなく、ノミネート作品も一挙ご紹介します。ノミネートの理由もコメントいただきましたので、作品と一緒にぜひご覧ください。

 

 

ノミネート作品

W062 Ryusuke Sasanuma

小林正明さんコメント
季節感のある背景。物陰からコッソリ覗き見する視点で子供の日常を捉えた一連のシリーズに心が動きました。このプロジェクトの続きが見たいです。


 

W093 Annion_Coppi

小林正明さんコメント
どこか懐かしい日常風景の中にいる人々を綿密な構図、光、色使いで切りとる手法に目が止まりました。


 

W170 根岸 豊

小林正明さんコメント
ユニークな視点。抽象的ミニマリズム。視覚マジックに、思考がゆっくり浮遊する快感があります。


 

T10 yukie

小林正明さんコメント
一期一会に出会う、儚いものを映像化する試みなのでしょうか。撮れそうでなかなか撮れず、選べそうでなかなか選べない作品群にエールを送ります。


 

T12 八木 香保里

小林正明さんコメント
写真に写る小宇宙、フィニッシュのプリントから展示まで持っていく独特なスタイルに気持ちが動きました。


 

T22 IKUKO

小林正明さんコメント
都会に暮らす孤独、自由、気ままさ、が雑踏のハトを通して直接的に伝わってきます。丁寧な仕事ですね。


 

T26 Kiiro

小林正明さんコメント
濃密な作品世界、洗練された美意識にある意味「畏怖」を感じます。


 

T34 slowboat

小林正明さんコメント
想像してしまいます…撮影準備段階で費やされる職人的・技巧的なプロセスに興味を持ちました。


 

T40 谷川 真紀子

小林正明さんコメント
カミソリのように研ぎ澄まされた作品世界。個性際立つ一般人のポートレート。プリントの持つ高貴な美しさに心が打たれました。


 

受賞作品

W144 村田有花

小林正明さん選出理由

私はゲッティイメージズという会社で、広告写真のアートディレクションをしていて、1日の長い間ずっとプロジェクターの中でRGBの写真を見ているんです。御苗場に来て嬉しいことは、プリントの持つ力を感じることができるところ。会期中もひとつひとつ作品を見ながら会場を周っていたんですが、村田さんのブースの前に来て、なんだかごそっと音がしたんです。

作品を見た時にドーパミンが出て、身体に気持ちよさをもたらしてくれたんですよ。写真の持つ身体性というんでしょうか、ある意味暴力性ともいうのかもしれない。でもその毒が、逆にものすごく自分の体に心地良さをくれたんです。本当にこの場から離れたくないというようなインパクトが、村田さんの作品にはありました。


いかがでしたか?
ノミネートされたみなさま、おめでとうございます!
ほかにも、御苗場2019のノミネート作品とその理由を紹介しているので、ぜひご覧ください。

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