飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.2 アウグスト・ザンダー『時代の肖像』
アウグスト・ザンダーは、1910年からスタジオを構えていたドイツ・ケルン周辺のさまざまな職業、階層の人物たちを撮影し、その社会的な役割に応じて分類、再構成する「20世紀の人間たち」と題する大プロジェクトを開始する。この『時代の肖像』は、その中間報告というべき写真集だが、結局「20世紀の人間たち」は未完に終わった。
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