海外からも高い評価を受ける、写真家・テラウチマサトの写真集が刊行。
「F(エフ)見上げればいつも」「NY 夢の距離」に続く写真集「タヒチ 昼と夜の間」
テラウチはある撮影ツアーをきっかけに、タヒチの魅力にとりつかれ8年間通い続けた。その島の魅力は昼だけでなく夜や明けていく朝、いろんな間(はざま)にあるという。
――どんな人も心に傷のひとつやふたつは持っている。
その傷を癒したいなら、タヒチの壮大な夕日を見ることだ。声も出ず立ち尽くしたらいい。
夜に吹くバニラの風に包まれて、手を伸ばせば届きそうな宇宙。そんな気配の星空を眺めたらいい。
この世には、目に、記憶に、脳裏に、しっかり留めておく風景があったのだと気付かされる。
心の傷が紙を剥ぐように癒されていく。これが風景の力、景観の癒し。 (本文抜粋)
ページをめくるたびに、南国の風や潮の匂い、照り付ける太陽と夜風の涼しさを感じる…
まるでタヒチを訪れたような、そんな気持ちになる写真を、テラウチマサトの言葉とともにお楽しみください。