PROFILE
寺沢 孝毅 Takaki TERASAWA
1960年、北海道生まれ。22歳のとき移住した天売島に住み続け、絶滅危惧種のウミガラスやケイマフリの調査・保護活動を続ける。天売島を「小さな地球」と見立てて人や自然環境の撮影を続けるほか、極地から熱帯までの海洋環境や海鳥を中心に取材し、地球の素顔を伝える活動に取り組む。画像と音を使った講演活動「Photo & Sound Live」を全国展開中。近著に『BIRD ISLAND TEURI』『EARTH SONG 地球の絶景と守りたい生命』『火山と生きる海鳥 千島列島探検記』(TERRA images)があるほか児童書の著書多数。NHK「ワイルドライフ」天売島編など自然番組の撮影にも取り組む。
INTERVIEW
TEURI ISLAND & OCEAN
天売島という小さな“星”に移住し、海鳥やアザラシなどを見ているうちに、彼らが海で、いったいどんな風景を見ているのか知りたくなった。そこは私たちが安易に出かけることができない、未知と不思議に満ちた海の“宇宙”。
海鳥の姿に忍び寄り、ときにクジラを追いかけ、自分で小船を操り、ヨットで極地をさまよい、そんなふうな探検旅へと、ベースとする天売島から何度も旅立っては帰ってきた。ふと気づけば40年が経ち、なおも深遠で未知なる宇宙は果てしなく広がっている。