プロフィール

PROFILE

川島崇志 Takashi Kawashima

1985年宮城県生まれ、東京都在住。2011年同大学大学院芸術学研究科博士前期課程メディア
アート専攻写真領域修了。2016年から2018年までオランダ・アムステルダムを拠点として活動し、2018年帰国。作家活動、コマーシャル、大学教員として活動している。東京工芸大学芸術学部写真学科助教。

最近の主な展示に、「Absence and Ambience」(大和日英基金ジャパンハウスギャラリー、イギリス、2017)、「あざみ野フォト・アニュアル」(横浜市民ギャラリーあざみ野、横浜、2020)、写真集に『描きかけの地誌/蒐集』(artbeat publishers、東京、2015) など。主な受賞
歴としては、Foam Talent 2019(Foam美術館、2019年)がある。

https://www.kawashimatakashi.com/

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INTERVIEW

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    作品

    岬の馬は向こう岸の夢をみるか?

    海を挟んで似たような環境で向かい合う2種類の馬の群れ。
    寒風吹き荒ぶ岬で動かず佇むその群れに「岬の馬は向こう岸の夢をみるか」という問いを投げかけてみる。しかしその答えは宙吊りにされたままどこに辿り着くことはない。対岸のことを想像すること。馬達の目に映る景色は、初めてこの地に踏み入った太古の人類が見たものと同じだ。そんな人間的な想像やロマンティシズムをよそに、馬たちはただひたすら海を眺め、時に眠る。対岸の風景を二重写しにしたモノクロームの写真と、馬のいる風景をモチーフとしたカラー写真の混交は、夢のようでもあり、私たちの心象のようでもある。

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