PROFILE
野見山桂 Kei Nomiyama
1979年熊本市生まれ。愛媛大学沿岸環境科学研究センターの准教授を務める傍ら、野生生物と自然環境をテーマとした写真活動を始める。近年ではヒトと環境との関わりについて、里山のホタルを題材に撮影を開始し、2016年に世界最大規模の写真コンテスト「ソニーワールドフォトグラフィーアワード」の一般公募部門で日本人初となるPhotographer of the yearを受賞。日本だけでなく世界各地で撮影した野生生物の作品は、欧米でも高い評価を受けており、イギリスのThe GuardianやDaily mail、アメリカのThe Weather ChannelやWIREDなどの多数の大手メディアに特集されている。2018年に自然の動植物の美しさをありのままに撮影し、写真を通して環境保護の重要性を訴える活動が高く評価され、第14回三浦保環境賞で奨励賞を受賞。
INTERVIEW
A Pageant of Light: Art by the Firefly
ホタルは人と自然の境目にいる生き物だ。里山や、田んぼなど、人間の手が入った環境に生息するゆえに、人間の手次第でどうにでもなる繊細でか弱い生き物でもある。この美しい風景を、環境としても、写真としても、見たままの美しさで、後世に繋いでいきたい。