プロフィール

PROFILE

宮本 武 Takeshi Miyamoto

幼少期から自己とは異なるものや異文化に興味を惹かれ、獨協大学外国語学部では異文化コミュニケーション学を学ぶ。アメリカ、香港、オーストラリアでの海外生活を経て、現在はフランスを拠点に活動中。異なる文化要素の果てには「普遍的で原初的な、美しい自然体が必ず存在する」という視点で、ジェンダーや自然をテーマに作品を手がけるようになる。 2021年より、生体エネルギーと身体・心・魂の変容の過程を専門的に学ぶため、米国バーバラ・ブレナン・ヒーリング大学日本校へ入学。個展 “Helleborus” ギャラリートラックス (2014) “spectrum” nidi gallery (2021)

オフィシャルサイト

http://www.takeshimiyamoto.com

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    作品

    spectrum

    「spectrum(スペクトラム)」とは、 虹の七色のような光の成分を分解し連続的に並べたもの、もしくは 二極の間にある、あいまいな境界を持つ連続したものを指します。私たちを突き放すほどの圧倒的なエネルギーを持つ一方で、優しく癒し、包み込んでくれる岩石や氷河。アイスランドの大自然は、この二極を絶えず彷徨っています。人間の肌を彷彿とさせ、あるいは、まるで体内の一部のようでもあるそれらの自然物。そして、アイスランドで出会った男性たちは、あいまいな境界を持ちながらも、時には荒々しく、時にはしなやかに、スペクトラムとして存在しているのです。

    生命が持つ原始の光、そこに絶えず存在する闇、その双方を静かに包み込み肯定するもの。美しさとは何か、自分らしくあるとはどういうことか。アイスランドに10年間通いながら、人間と自然に通底するその根源的な問いへと向き合いました。

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