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『つつの靴下展』

編集部員がお勧め! コレ行くべき! 週末写真展&イベント情報 

Event, 写真展情報


『つつの靴下展』
週末、プライベートで出かける写真展の情報探しにいそしむ編集部の面々が、
おススメの写真展やイベント情報、写真集情報をご紹介します!

編集A
今年も早いね~。あっという間にあと1か月だよ。
編集C
早いですよね。そろそろ断捨離をやりはじめないと、間に合わない…!
編集E
えらいわー!僕、すっかりブラックフライデーもプレミアムフライデーも逃しちゃったから、年末セールの戦利品を吟味中ですわ。
編集A
もはやフライデーが何の日かわからなくなってきたよ…。でもそうね、忙しくなりがちだけど、冬を楽しまなくちゃ。
編集B
私は今年こそ、ちゃんとイルミネーションとかに行って、冬らしいことをしたいんですよ。なにぶん、冬は寒くて出不精なので…。賑やかなところに行くと、気おくれしがちで…。
編集D
もっ!たい!ない!そんなBさんに、とっておきのイベントがありますよ。川崎にある複合商業施設「ラ チッタデッラ」で夜のイルミネーションがスタートしていて、今年は写真家のレスリー・キーさんとコラボレーションしているんです。レスリーさんが「LOVE&JOY」というテーマでセレクトした写真が、外壁に一面展示されるんですって。


Christmas at LA CITTADELLA LOVE&JOY photographed by LESLIE KEE

編集B
わあ、すごい!屋外で、しかもこんなに大きなサイズでの展示は、見ごたえあるね。
編集E
ダイナミックですよね~!レスリーさんの撮られる写真はポップでエネルギッシュなので、見ているとすごく元気になります。
編集A
レスリーさんご自身も、こういった展示は初の試みなんですって。斎藤工さん、観月ありささん、滝川クリステルさんといった著名人を撮影された作品や、レスリーさんのアーカイブ写真が40点以上展示されるのは、贅沢だね。
編集B
12月25日のクリスマスまで開催しているんですね。外に出掛けてみたくなってきました!
編集C
そう言えば…。「1_WALL」展の会場でお馴染みのガーディアン・ガーデンとクリエイションギャラリーG8で、いま『つつの靴下展』が開催されていますよ。

『つつの靴下展』

編集E
あっ、これは毎年恒例の「CREATION Project」ですね。クリエイターのみなさんがデザインしたアイテムを展示販売して、収益金をチャリティーとして寄付する企画展です。
編集A
今年のアイテムは靴下ね。大阪にある靴下メーカーの樋口メリヤス工業が開発した、つつ型の靴下「つつした」がベースになっているそう。
編集D
クリエイター167人が手掛けたデザインが素敵すぎて、どれを購入しようか迷います!クリスマスのプレゼントにもぴったりですね。
編集B
これなら、身も心もホカホカです。がが、外出ドンとこい!
編集A
どんだけ腰が重いのよ…!私のお勧めの写真展を見に出かけてみたら?写真家の市橋織江さんの写真展『TOWN』。富山県にあるミュゼふくおかカメラ館で12月24日まで開催中だよ。
TOWN

©orie ichihashi

編集C
展示作品は、チェコのプラハで撮影された新作124点。市橋さんがとらえた美しい色彩と透明感は、見ていると心がスッと軽くなりますよね。しかも過去にフランスで撮影された代表作品を、2m80cmの大型プリントで見られるエリアもあるのだとか!
編集D
「旅しているのはカメラで、自分はその付属品のようなものかも知れない。そう錯覚するほどに、街との距離はいつも一定だった。他所者から見る街の日常は、騒めきと煌めきで出来ているようだった」という、フライヤーに書かれたメッセージも素敵です!
編集E
12月には、パイインターナショナルから、6年ぶりの作品集『TOWN』も発売しますから、こちらも注目です。
編集A
あとこちらもぜひ。東京・竹芝のGallery 916で開催される奥山由之さんの新作展『As the Call, So the Echo』。

『As the Call, So the Echo』

©Yoshiyuki Okuyama


『As the Call, So the Echo』

©Yoshiyuki Okuyama

編集B
奥山さんは、広告やファッション誌などで活躍される一方、作品制作も精力的で、2016年には写真集『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞を受賞されていますよね。
編集A
そんな奥山さんが、あるときから止まってしまったという「写真の持つ気配」を、もう一度再生するきっかけとなった「ある村」が今作品の舞台。村の日常を切りとったという新作約70点を展示しているよ。
編集D
併設の展示室・Gallery 916 smallで上映されている、映像作品が好きでした。赤々舎より出版される同名写真集も気になる!
編集C
写真に写る「ある村」の日常だけでなくて、撮影者である奥山さんの視点や感情が伝わってくる作品ですね。作品づくりに悩んでいる読者のみなさんも、刺激になりそうな展示です。
編集E
では、最後のお勧めは僕から!『生誕100年 ユージン・スミス写真展』です。東京都写真美術館で、来年2018年1月28日まで開催していますよ。
『生誕100年 ユージン・スミス写真展』

楽園への歩み,ニューヨーク郊外,1946年
©2017 The Heirs of W. Eugene Smith

編集C
ユージン・スミスと聞いて思い浮かぶのは、この写真「楽園への歩み」ですね。
編集B
ユージン・スミスは、写真史上もっとも偉大なドキュメンタリー写真家のひとりと言われていて、フォト・ジャーナリズムの歴史に多大な功績を残されていますよね。
編集A
日本ともかかわりが深くて、水俣の公害について世界に発表するなど、生涯に3回日本で長期取材を行っていたんだよ。
編集D
そうだったんですね…。巨匠と呼ばれる写真家の作品や、その歩みを改めて知れるのはすごく勉強になります!同じ期間に同館で開催しているアジェ展と一緒に見られるのも嬉しい。
編集B
よ、よし!じゃあ次のプレミアムフライデーを利用して、みんなで一緒に出かけましょー!
編集C
ようやく腰が上がってきたんですね。えっと、次の月末金曜日となると、もう大晦日ですね…。
編集B
あっ…。

Christmas at LA CITTADELLA LOVE&JOY photographed by LESLIE KEE

川崎駅前の複合商業施設「ラ チッタデッラ」で、LOVE&JOYをテーマとした「Christmas at LA CITTADELLA」のイルミネーションを開催中。今年は写真家レスリー・キー氏とコラボレーションし、外壁を使った「Photo Exhibition」を展開している。レスリー・キー氏が「LOVE&JOY」をテーマにセレクトした、斎藤工、城田優、観月ありさ、渡辺直美などを被写体にした作品や、レスリー・キー氏のアーカイブ写真40点以上が壁一面に登場。

Christmas at LA CITTADELLA LOVE&JOY photographed by LESLIE KEE

早見優 ©LESLIE KEE

Christmas at LA CITTADELLA LOVE&JOY photographed by LESLIE KEE

城田優 ©LESLIE KEE


Christmas at LA CITTADELLA LOVE&JOY photographed by LESLIE KEE
ラ チッタデッラ
会期:開催中~2017年12月25日(月)
時間:イルミネーション点灯期間は~2017年12月25日(月)16:30~24:00
住所:神奈川県川崎市川崎区小川町4-1
観覧無料
lacittadella.co.jp/love_joy

CREATION Project 2017
167人のクリエイターと大阪の小さな工房で生まれた『つつの靴下展』

クリエイターの方々にボランティアで制作していただいた作品を展示・販売し、収益金をチャリティーとして寄付する企画展「CREATION Project」。今回のアイテムは、大阪府枚方市にある靴下メーカー・樋口メリヤス工業が開発した、つつ型の靴下「つつした」。クリエイターの個性あふれるデザインを編み込んだ、オリジナルの靴下を展示、販売中。靴下の収益金はセーブ・ザ・チルドレンに寄付し、子どもの貧困問題の解決や虐待の予防、災害被災地での支援など、日本の子どもたちのために役立てられる。

『つつの靴下展』『つつの靴下展』 樋口メリヤス工業による制作の様子

CREATION Project 2017
167人のクリエイターと大阪の小さな工房で生まれた 『つつの靴下展』

クリエイションギャラリー G8/ガーディアン・ガーデン
会期:開催中~2017年12月23日(土・祝)
時間:11:00~19:00
住所:
クリエイションギャラリー G8/東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
ガーディアン・ガーデン/東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F
休館:日曜
入場無料
rcc.recruit.co.jp/creationproject/2017

市橋織江 写真展『TOWN』

世界各地の街に滞在し、独自の目線と色彩で透明感あふれる瞬間を切りとり続けている写真家・市橋織江の新作が一堂に会する。一瞬の出会いを大切にし、ひとつひとつを大事に撮影することで、被写体に、そして自分の気持ちと丁寧に向き合うことの大切さを、作品を通して感じることができる。

TOWN

©orie ichihashi


 
市橋織江 写真展『TOWN』
ミュゼふくおかカメラ館
会期:開催中~2017年12月24日(日)
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
住所:富山県高岡市福岡町福岡新559
休館:月曜(祝日の場合は翌日)
入場料:一般800円、高校・大学生400円、小・中学生100円 
※団体20名以上は2割引き
※65歳以上の方は640円(免許証等をご提示ください) 
※土・日・祝日は高校生以下無料
※祖父母と孫が一緒なら観覧料無料(対象:高岡市、富山市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市、氷見市にお住いの祖父母)

■関連書籍
市橋織江 作品集『TOWN』
ミュゼふくおかカメラ館にて先行販売中。
2017年12月11日(月)より一般発売予定。
205mm×297mm/136ページ/ソフトカバー
定価:3,700円(税別)
発行:パイ インターナショナル

奥山由之 写真展『As the Call, So the Echo 』

本展では、写真家として歩みだして6年となる奥山由之が“写真の持つ気配”を再生させるきっかけとなったある村の日常─命が宿り、球体を描くようにして人の輪が創り上げられていく様子─を具象と抽象で表現した最新作約70点を4章構成で紹介。併設の展示室Gallery 916 smallでは、映像作品の特別上映も行われる。

『As the Call, So the Echo 』

©Yoshiyuki Okuyama


 
奥山由之 写真展『As the Call, So the Echo』
Gallery 916
会期:開催中~2017年12月24日(日)
時間:平日 11:00~20:00/土日・祝日 11:00~18:30
住所:東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル 6F
休館:月曜(祝日を除く)
入場料:一般800円、大学生・シニア(60歳以上)500円 、高校生300円、中学生以下無料(Gallery916及び916small)
gallery916.com/exhibition/asthecallsotheecho

■トークセッション&ブックサイニング
12月10日(日)15:00~16:30 奥山由之 × 飯沢耕太郎(写真評論家)

■関連書籍
奥山由之写真集 『As the Call, So the Echo』
2017年12月2日(土)よりGallery 916にて先行販売。
2017年12月10日(日)より 一般発売。
254mm×220mm/ 168ページ/布張り上製本
価格:4,500円(税別)
発行:赤々舎

生誕100年 ユージン・スミス写真展

写真史上、もっとも偉大なドキュメンタリー写真家のひとりであるユージン・スミス(1918-1978)の生誕100年の回顧展。彼はグラフ雑誌『ライフ』を中心に数多くの優れたフォト・エッセイを発表し、フォト・ジャーナリズムの歴史に多大な功績を残した。本展では、スミス自身が生前にネガ、作品保管を寄託したアリゾナ大学クリエイティヴ写真センターによる協力のもと、同館所蔵の貴重なヴィンテージ・プリント作品を約150点展示している。

生誕100年 ユージン・スミス写真展

ゴーグルをはめた鉄鋼労働者, ピッツバ, 1955年 © 2017 The Heirs of W. Eugene Smith

生誕100年 ユージン・スミス写真展

チッソ工場から排出される廃液, 水俣, 1972年 © Aileen M. Smith

生誕100年 ユージン・スミス写真展
東京都写真美術館
会期:開催中~2018年1月28日(日)
時間:10:00~18:00(木・金曜は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
休館:月曜(ただし2018年1月8日(月・祝)は開館、翌9日(火)休館)/2017年12月29日(金)~2018年1月1日(月) 
※年始特別開館 2018年1月2日(火)・3日(水)は11:00~18:00開館 
入場料:一般 1,000(800)円/学生800(640)円/中高生・65歳以上 600(480)円
※( )内は20名以上団体料金
※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料

topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2927.html

■関連イベント
・ユージン・スミスを語る ※英語による講演、通訳付き
2017年12月3日(日) 14:00~15:30(開場13:30)
・ユージン・スミスの生きた時代
2018年1月14日(日) 14:00~15:30(開場13:30)

いずれも参加無料 (ただし本展の観覧券が必要) ※当日10時より1階総合受付にて整理券を配布。
会場:東京都写真美術館 1階ホール
定員:190名

■関連書籍
本展の開催にあわせて写真集を刊行。
モノクロダブルトーン印刷/B5変型/約200頁/上製
価格:2,500円(税別)
発行:クレヴィス


STORY TELLER / 写真家達の物語 vol.37

フォトディレクターの推し写真集

まちスナ日和