[FUJIFILM SQUARE]海外で評価の高い写真家の作品も見られる、六本木のフジフイルム スクエアへ
美術館に展示されるような、国内外で評価されている写真家の作品を見られるのが、フジフイルム スクエアの魅力のひとつ。この秋も注目の展覧会が開催されます。
FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館 企画写真展 「覚醒する写真たち」今 道子+佐藤時啓
一つはフジフイルム スクエア内にある写真歴史博物館で開催される今道子氏と佐藤時啓氏による作品展。異色のアーティストと呼ばれる2人は、目の前の風景をそのまま写しとる写真家ではありません。
今氏は、野菜や魚、果物といった食物、帽子やハイヒールなどの素材を組み合わせたオブジェを作り撮影。日常で目にするものを組み合わせ創られたオブジェはまるで美術品のようで、想像力の豊かさに圧倒されます。
また佐藤氏は、作家自身がペンライトや鏡を持ってカメラの前で動き回り、長時間露光でその光の痕跡や空間をとらえた代表作〈光─呼吸〉を生み出すなど、写真の原理を追求した実験精神に溢れたもの。2人とも、唯一無二のスタイルで独自の世界観を貫くアーティストです。
FUJIFILM SQUARE 企画写真展 小林 修 写真展「司馬遼太郎 『街道をゆく』の視点 歩いた風土、見抜いた時代」
11月1日(金)から20日(水)までは、フジフイルム スクエアにて、作家・司馬遼太郎の世界を撮り続けている小林修氏の写真展を開催。司馬氏の連載『街道をゆく』で司馬氏が訪れた地を取材して撮影した写真の中から約90点を展示予定です。
写真を通して新たな気づきを得られ、また美しいプリントが堪能できるフジフイルム スクエアの展覧会。この秋、じっくり写真観賞を楽しんでみては。
企画展のほか貴重なカメラも見られる写真歴史博物館
170年を越える写真の変遷を学べる同博物館。日本最古のカメラ・オブスクーラ等貴重な秘蔵アンティークカメラコレクションのほか、レプリカに触れられる体験スペースも。また富士フイルムの歴史を飾ったフィルムとカメラの数々が約300点、展示されています。毎日15時半から約30分写真の歴史と企画展について富士フイルムOBがわかりやすく解説しています。予約不要で無料なので、気軽に参加してみては?
作品の公募展に挑戦しよう!富士フイルムフォトサロン
プロ・アマ問わず、クオリティの高い写真を常に展示している富士フイルムフォトサロン。1週間で約1万人が来場する当サロンでは、年に2回公募展の申込受付をしています。審査を通過すれば、写真歴に関係なく展示ができるので、若年層やグループでも挑戦しやすい。写真を撮ることが好きな人は、腕試しに応募してみては? 貴重な経験ができる機会になるかもしれません。
INFORMATION
富士フイルムフォトサロンでの展示に挑戦! 毎年2月と8月に申込受付。一般公募の他、45歳以下の方を対象とした若手写真家支援プロジェクト「写真家たちの新しい物語」の作品募集もある。詳細:fujifilmsquare.jp
Data
東京都港区赤坂9-7-3(東京ミッドタウン・ウェスト)
営業時間:10:00~19:00(入館は18:50まで)
定休日:年中無休(年末年始除く)/ 入場料:無料
TEL:03-6271-3350 / Webサイト:fujifilmsquare.jp