どんな日でも、毎日景色が違う。写真家が語る 裏磐梯の魅力


「地域×写真」をテーマに、週末に写真を撮りに出かけたくなる地域の魅力を紹介しているフリーマガジン「Have a nice PHOTO!」。vol.32の特集をPHaT PHOTO Webマガジンでもお届けします!

裏磐梯を撮りはじめて40年。写真家として活躍し、裏磐梯観光協会事務局長も務める、河井康夫さん。長年、森の変化を見続けてきた裏磐梯の案内人に、この地の魅力を聞きました。
写真家/裏磐梯観光協会事務局長・河井康夫さん

「裏磐梯にのめりこむきっかけは、前職の転勤でした。当時は、写真を撮るために住んでいた郡山市内と裏磐梯を毎日2往復していました。4時に起きて裏磐梯へ行き、撮影をして郡山に戻り、仕事が終わりまた裏磐梯へ…という生活。さすがに1日2往復は疲れるなと思い(笑)、住み始めました。今は起きて5分で撮影できますからね」

10月、秋の西吾妻スカイバレーから見下ろした檜原湖の風景

 そう笑顔で語る河井さんが感じる裏磐梯の魅力は、「どんな日でも、毎日景色が違うこと」。裏磐梯は、森の再生が始まり130年しか経っていない、成長途中の森なのだと言います。
雪が積もる2月の小野川湖。朝焼けを浴びる水面の靄が幻想的

「今日と明日、同じ時間に同じ場所に行っても、天気や気温で刻々と景色が変わります。それが、未だに飽きず撮影し続けられる理由ですね。私がここへ越してきたときからも、森の風景はがらりと変わりましたよ」

 日々撮影をする中での、河井さんのお勧めスポットを聞いてみました。
「私がよく撮るのは曽原湖周辺。湖の北側から南を向いて撮影すると、湖と磐梯山が綺麗に写りますし、形の美しい樹木も多い。五色沼は人気がありますが森の中なので、陽が射すのに時間がかかります。だから朝日を撮りたい方には、曽原湖をお勧めしますね」
7月早朝、霧が晴れていく檜原湖。空と湖面の美しいグラデーション

日々更新されている裏磐梯観光協会のHPの写真は、ほとんど河井さんの写真。良い撮影地は「自分だけのもの」にしたくなりそうなものだが、河井さんはすべて公開し、観光客にも事細かに情報提供しているそうだ。

「良い撮影場所を見つけたら、すぐHPに載せていますね。それを見て『この写真はどこで撮影したのですか?』と聞かれたら、場所も時間も、すべてお伝えします。それで『いい写真が撮れた』と言ってもらえると、とても嬉しいです。この裏磐梯でいい写真を撮って、笑顔で帰ってもらえたなら、それで幸せですね」
10月の毘沙門沼は、探勝路入り口の高台からこの景色が見える

 そして、裏磐梯にはまだまだ手つかずの自然がたくさんある、と河井さん。
「新しいフォトスポットを見つけるのは本当に楽しいですね。今年も桜の良い撮影地を見つけました。まだきっと誰も撮ってない!HPに載せるので、楽しみにしていてください」
 河井さんは、満面の笑みでそう答えてくれました。

裏磐梯観光協会


観光パンフレットも豊富に設置され、情報収集のために最初に訪れると便利。
〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原剣ケ峯1093-1055/☎0241-32-2349/www.urabandai-inf.com


Have a nice PHOTO!の他の記事を読む

Have a nice PHOTO! とは?
「地域×写真」をテーマに、週末に写真を撮りに出かけたくなる地域の魅力を紹介。旅先での写真の撮り方や、旅にぴったりのアイテム紹介など、写真好きがそこに足を運んでみたくなるような情報をぎゅっと詰め込んでお伝えします。<設置場所はこちら