飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.5『日本写真史の至宝 別巻 光画傑作集』


飯沢耕太郎/金子隆一監修『日本写真史の至宝 別巻 光画傑作集』国書刊行会、2005年

 

『光画』は1930年代の「新興写真」の時代を代表する写真雑誌である。野島康三、中山岩太、木村伊兵衛、伊奈信男を同人として、毎号クオリティの高い写真作品と論文、エッセイが掲載された。

【INFORMATION】

東京都写真美術館
「『光画』と新興写真 モダニズムの日本」2018年3月6日(火)~5月6日(日)
※トーク「『光画』について」4月22日(日) 14:00~15:30 講師:飯沢耕太郎(写真評論家)
詳しくは東京都写真美術館のWebサイトを参照

本書は国書刊行会から全6巻で刊行された復刻版写真集シリーズ『日本写真史の至宝』の別巻として刊行されたもので、『光画』掲載の全作品と主要論文がおさめられている。

明治末から東京写真研究会の会員として、絵画的な表現を志向する肖像やヌードなどを発表していた野島康三は、1930年代に入るとよりモダンな「新興写真」へと自分の作品のスタイルを大胆に変えていった。

(左)女 野島康三 (右)アフロヂットの胎教 青木春雄

その野島の意気込みがよくあらわれているのが、彼の出資によって1932(昭和7)年5月に創刊された月刊写真雑誌『光画』(聚落社、1933年1月刊行の2巻1号から光画社)である。

『光画』の同人は野島のほか、兵庫県芦屋にアトリエを構え、芦屋カメラクラブを主宰していた中山岩太と、

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