飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」 Archive

テクニックを駆使した写真で日本を多彩に表現。奈良原一高『ジャパネスク』|飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.18

1959年、東松照明、細江英公、川田喜久治らと写真家グループVIVOを結成。以後、日本の写真表現をリードする写真家のひとりとなった奈良原一高。1962~65年までヨーロッパに暮らし、逆に日本人としての物の見方を意識するようになった奈良原の写真集『ジャパネスク』(毎日新聞社、1970年)をご紹介します。 Read More

ニューヨーク近代美術館(MOMA)に初めて展示された写真家の作品。ウォーカー・エヴァンズ『アメリカン・フォトグラフス』|飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.17

ウォーカー・エヴァンズ(1903〜1975)はアメリカ・ミズーリ州、セントルイスに生まれた。若い頃はフランス文学に興味を持ち、1926年に渡仏するが、帰国後に写真家の道を歩む。1938年、ニューヨーク近代美術館として初めての写真家の個展『アメリカン・フォトグラフス』を開催した。 Read More

たった3年間で写真集の完成度は変わる。木村伊兵衛写真賞の受賞作家・川内倫子『うたたね』|飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.16

3月は木村伊兵衛写真賞が発表となる季節。17年前の2002年に受賞したのは、いま、日本国内のみならず、世界で高い評価を受けている川内倫子だった。その受賞対象作のひとつである写真集『うたたね』(リトルモア)には、実はその原型となった、手製本の『うたたね』があった。 Read More

花の撮り方にはまだまだ可能性がある。アーヴィング・ペン『フラワーズ』|飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.15

第二次世界大戦後のアメリカのファッション写真をリードし、リチャード・アヴェドンと人気を二分したアーヴィング・ペンは、常に実験精神を発揮して新たな領域にチャレンジする写真家でもあった。今回は、1967年から73年にかけて、毎年『ヴォーグ』のクリスマス特集号に発表された「フラワーズ」をご紹介します。 Read More

恐るべきダンサーの写真ドラマ。細江英公『おとこと女』|飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.13

細江英公は1954年に東京写真短期大学を卒業、56年の初個展「東京のアメリカ娘」で注目され、59年に東松照明、奈良原一高らと写真家グループVIVOを結成した。VIVO解散後、『おとこと女』(1961年)、『薔薇刑』(1963年)、『鎌鼬』(1969年)と次々に意欲作を発表する。また、東京工芸大学教授、清里フォトミュージアム館長などを歴任した。 Read More

全ページ「観音開き」! 世界中を驚嘆させた川田喜久治『地図』|飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.12

川田喜久治は立教大学在学中から『カメラ』の月例写真に投稿して頭角を現し、同大学卒業後、1955〜59年に新潮社に勤務する。1959年、奈良原一高、東松照明、細江英公らと写真家グループVIVOを結成、61年に解散後、『地図』、『聖なる世界』(1971年)、『ルードヴィヒⅡ世の城』(1979年)など、意欲作を次々に発表して日本を代表する写真家のひとりとして認められた。 Read More

魔術的な集合写真 ペルーの先住民族出身の写真家、マルティン・チャンビ|飯沢耕太郎が選ぶ「時代に残る写真集」Vol.11

マルティン・チャンビは1891年にペルー・コアサの貧しい農民の家に生まれる。鉱山の下働きをしながらイギリス人写真家に写真を学び、1917年に最初のスタジオをシクアニに開業、23年にはクスコに移って、73年に亡くなるまで営業を続けた。卓越した技術と独特の構図で撮影されたポートレイトだけでなく、ペルー国内の遺跡や人々の暮らしを撮影した記録写真も多数残している。 Read More