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ZOOMS JAPAN 2017 受賞者と行く パリ写真旅レポート!

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2016年から始まったフォトアワードZOOMS JAPAN。
CP+(シーピープラス)が日本人写真家の世界への挑戦を応援するために立ち上げた新しい写真賞です。
本賞の最大の魅力は、パリのサロン・ド・ラ・フォトでの展示と、
写真イベントで盛り上がる11月のパリで、写真イベントや注目の展覧会を巡ったり、
パリの写真関係者に写真を観てもらえること!
2017年11月の展示の様子と、受賞特典のツアーをレポートします!

ZOOMS JAPANとは?
サロン・ド・ラ・フォトが主催するフランスの写真賞Le ZOOMSに共感して、CP+が2016年に立ち上げたフォトアワード。Le ZOOMSは、毎年フランスの写真誌9誌の編集長がそれぞれ1人の写真家を推薦し、一般投票によるパブリック賞と編集長が選ぶプレス賞の2つを決定。日本では一般公募で作品を募集し、カメラ・写真専門誌の編集長たちによってエディター賞が選ばれ、一般投票でパブリック賞が選ばれます。
ZOOMS JAPAN 2017受賞者の作品はこちら

<< 目次 >>
1.サロン・ド・ラ・フォトとは?
2.若手作家を応援するパリのギャラリーでポートフォリオを見てもらう!
アガット・ガイアール・ギャラリー/ヨーロッパ写真美術館/エイドリアン・ボンディ・ギャラリー
3.写真イベントで盛り上がる11月のパリ、イベント&写真展を巡る

1.サロン・ド・ラ・フォトとは?

やってきました! 写真のイベントで一色に染まる11月のパリ。
ZOOMS JAPAN 2017の受賞者のおふたり、エディター賞の山田憲子さん(左)と、パブリック賞の片上久也(右)さんです。

まずは、ふたりの作品を展示しているサロン・ド・ラ・フォトへ。サロン・ド・ラ・フォトは、CP+の友好イベントである、大規模なカメラの展示会です。

2人はこの大きな会場での展示と共に、フランスのLe ZOOMS受賞者や写真雑誌の編集長と一緒に、トークショーに出演予定です。

初日から、期待と不安が渦巻く2人。

この賞の特典の大きな特徴は、フランスで展示ができるだけでなく、フランスの写真関係者に写真を見てもらい、アピールする場が設けられていること。

2016年にエディター賞を受賞した山本雅紀さんは、ヨーロッパ写真美術館(MEP)の館長である、モンテロッソ氏に作品を見てもらったことがきっかけで作品の収蔵が決まったり、パリのギャラリーで作品を見ていただいたことがきっかけで、1年後の2017年11月、そのギャラリーで個展開催が実現したり。

そして今年もさっそく、サロン・ド・ラ・フォトの写真展企画の責任者である、アーティスティックディレクターのサイモン氏が山田さんの作品を気に入り、購入したい!と申し出が。

チャンスを生かすのは受賞者自身ですが、チャンスを与えられることはとても大きい。

「写真を買ってもらったのは初めてです!」と感激の山田さん。

さて、さっそくZOOMS JAPANの受賞者ふたりの展示スペースへ!

場所は、カメラメーカーブースが立ち並ぶ、2階のど真ん中。

サロン・ド・ラ・フォトの映像記録チームに取材を受ける片上さん。

2階のカメラメーカーブースには、CP+と同様、多くのカメラファンが詰めかけます。

入口のホログラムの演出がかっこいいパナソニックのブース。

100周年記念でにぎわうニコンブース。

商品が試せたり説明を受けたり、写真家のトークショーがあったりと日本のCP+と同じくにぎわっていますが、音楽がなく、静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。2階には製品が購入できる販売ブースもありました。

そして、今年はインスタグラムやSNSを意識した展示ブースも多く、会場を練り歩くこんな人も発見。

顔を写してUPしてね! ということなんでしょうか。歩く速度が速くてなかなか写真が撮れない…。このあと着ぐるみの鹿にも遭遇しました。

そのほかに印象に残ったのは、写真雑誌のブースが多かったこと。

『PHOTO』

『fisheye』

『polka』

ミニ御苗場のような、写真家の展示ブースもありました。

今回のメイン展示は、セバスチャン・サルガド氏(下記写真中央)。コーヒー農園を取材した作品です。

フォト・フィーバー(fotofever)のサテライト展示も! ※フォト・フィーバーについては後ほど記述

そして夕刻、いよいよトークの時間。会場には思った以上にたくさんのお客さんが! 緊張はMAXです。

フランスの写真雑誌編集長からの質問に2人が答えます。ほぼ、リハーサルなし、ぶっつけ本番の質問に、考えながら頑張って答えるふたり。

というわけで、初日のサロン・ド・ラ・フォトでのトークと在廊は終了!

翌日はこの日のために2人がまとめてきた、ポートフォリオをもってギャラリー&美術館行脚デーです!

NEXT 2.若手作家を応援するパリのギャラリー&美術館で作品を見てもらう!


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