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御苗場vol.26 マーク・プルースト選出 受賞者インタビュー<内藤雅子>

Event, 御苗場


全面オンラインで開催した御苗場vol.26の受賞作品を紹介。選出理由と受賞者インタビューをお送りします。

本記事で紹介するのは、マーク・プルーストさんが選出した、内藤雅子さんの作品とインタビューです。
まずは、内藤雅子さんの作品が選出された理由から。

マーク・プルースト(ヴィジュアルストーリーエディター / フォトキュレーター)) 選出理由

穏やかで整った写真群で構成された美しいシリーズです。フォーマット、光と構図は一貫しており、明浜という島の美しい景色を提供しています。作品の順番、シークエンスが良くできていて、私たちはゆっくりと島とその住民を紹介されていきます。
残念だったのは、画像9が編集を弱めているように見えたこと。突然、カメラと(ぼやけた)子供たちとの間で起こるアイコンタクトで、写真家の存在が浮かびあがります。その瞬間までは、観察の静けさがあったのですが、突然、インタラクションが起こります。フレームの大部分にピントが合っていなかったこともあまり効果的ではなったかもしれません。ですが、それを差し引いても、素晴らしい編集がされた力強い作品でした。おめでとうございます。

続いて、内藤雅子さんのインタビューです。撮影のきっかけやコンセプトについてお伺いしました。

内藤雅子『akehama』

変わらないこと、変わること

-この作品を撮影することになったきっかけを教えてください
仕事で伺うことになった

-作品のテーマ、コンセプトを教えてください
変わらないこと 変わること

-作品に対する熱い思いを語ってください!
明浜という土地に通うようになって10年。初めて訪れた時の気持ちを改めて思い出しました。海と山と人の暮らしが共存している場所。陽が昇り陽が沈む。その中での当たり前の営みがずっと続いています。
 
ここは、変わること、変わらないこと、どちらも恐れず、然もありなんと受け入れている場所だなと、10年経った今も思います。土地は誰のものでもなくみんなのもの。自然の中での暮らしはこれからも続いていきます。こうして繋がっていったご縁をこれからも大切にしていこうと思います。

-今後目指していることなどあれば教えてください。
もっといろいろな土地の人と関わって写真を撮りたいと思っています。まずは、近くの知らない場所から。

内藤雅子

1977年新潟県出身。短期大学卒。現在は広告写真メインのカメラマンを務め、新潟県を拠点に、県内外、海外へ出向き、写真撮影の仕事をしている。

Webサイト:
https://masakonaito.com/
https://note.com/masakonaito
https://sundayphoto.thebase.in/


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