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HOW TO / 作品制作のヒント

ファットフォトコンテスト Vol.105 PPC道場 入選作品発表!


2位「東京プログレッシヴ」 Kazeo(東京都・58歳)

鷹野1位 テラウチ3位/オンライン応募

――続いて総合 2 位は、Kazeoさんの作品「東京プログレッシヴ」です。鷹野さんが 1 位、テラウチさんが 3 位に選ばれました。

鷹野 都市景観をしっかりと写し つつ、プラスαを加えているところが素晴らしいです。写真表現の面白さを感じました。

テラウチ 自分で設定したテーマに沿って、統一感を出すために同じ撮影方法を使っていて、よく考えて撮られた作品だなと思いました。ただ、上から3枚目の写真は少しわかりづらい。他のものが説明的なのに比べて、この組の中では浮いているように感じます。

村越 僕は、手前でぶらすか、奥 でぶらすのか、統一してほしかったです。もう少し数の多い組写真だと読み取りやすいんですが、数が少ない組だからこそそろえたほうが伝わりやすいんじゃないかと思いました。3枚目は、確かにわかりづらいですね。奥に写っているのは雷門でしょうか。撮影場所を工夫しているので、それが見えないのはもったいないと思いました。

 

2位「小さな待合室」 オオタサトル(埼玉県・50歳)

村越1位 鷹野3位/オンライン応募

――同列で総合 2 位の作品は、オオタサトルさんの作品「小さな待合室」です。村越さんが 1 位、鷹野さんが 3 位に選ばれました。

村越 素晴らしい作品です。誰も目を向けなくなったようなバス停をひとつひとつ丁寧に切りとられていて、その上で社会問題も踏まえつつ、きちんとした記録写真として成り立っている。撮り方が一定なのも良いですね。こういった場所を発見すると斜めから撮って立体感を出したくなるんですが、そうならなかったのも高評価です。

鷹野 さりげない写真ですが、リアリティがありますよね。自分がその場所と直接向き合っているような感覚を覚えるくらい、対象を非常によく写せています。

テラウチ 見ていて楽しい作品です。同じパターンで違う場所で撮っているので、見比べやすいですね。バス停のある場所の環境が比較できて面白いと思いました。

 


STORY TELLER / 写真家達の物語 vol.37

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まちスナ日和