【展示レポ】新宿エプサイト「プリント解体新書」が想像以上に“解体”されていて面白かった!


行ってきましたー!
先日ご紹介させていただいた、新宿エプサイトで開催中の「プリント解体新書」

この展示、かなりユニークで濃い内容だったので、
フォトレポートとして追加でご紹介させていただきます!
(7月19日までです!)

今回の「プリント解体新書」のゲスト作家としても写真を提供した、
PHaT PHOTO写真教室の鈴木雄二先生と一緒に向かいました!
(ライトの影で顔が暗くなってますが、明るく優しい先生です!笑)

「はて、解体新書ってどういうこと?」と思った方も多いと思いますが、
まず見て欲しいのは、会場内に展示されているこの写真。

写真家、須田誠さんのプリントです。
ストレート(加工なし)プリントの上から、「全体カタク/コントラスト強目に/少しシャープに/四角暗く」など、
全体の指示に加え、「空オコス」「カオ明るく」「カゲ出す」という細かな指示が記載されています。リアル!

それを元に、大きくプリントした完成写真がこのように展示されています。
これがまさに「解体新書」!

プリントや写真が、「作品」として完成するまでの過程を、分解・解体して、
理解を深めよう、というのがこの展示の試みなのです。

下の写真は、写真家・岡嶋和幸さんの作品制作ワークフロー。
写真と共に、細かな流れが記載されています。
こんなふうに写真をつくっていくんですね…とても勉強になります。

お次はこちら。
カラー、モノクロ、それぞれ完成に近づくまでの過程を追った展示。
写真に対して、どのように色味やレタッチなどを進めていくのかが、キャプションとして記載されています。
これはなかなか見られない!面白い!!

PHaT PHOTO写真教室の鈴木雄二先生、吉田藍先生の写真は、
「紙による写真表現の違い」をあらゆる用紙で比較できる展示で使用されていました。
実際に見て、触らないと伝わりづらい部分もあるのですが、紙が変わるだけでこんなに写真表現が変化するんですね…。
プリントする写真用紙がいつも同じという人は、かなり驚くと思います。

そして下の写真は、左が吉田藍先生、右が鈴木雄二先生の作品。
最終的なプリントに至る、用紙の選び方についてコメントがされています。

どんどんいきましょう。こちらは額装による写真の比較。
あえて大きくマットをとった写真も。同じ写真でも、額が変わると印象が大きく変わりますね。

さらに、自分で額装とマットを交換して、写真がどう見えるのかの体験をできるスペースも。
「紙の種類」×「額の種類」だけを考えても、無限に楽しめるな…。奥深すぎ。

さらに、ユニークな展示方法が展示されたスペースも。
こちらはキャンバス地の用紙にプリントしたもの。
サイドに釘が打ち込まれた「絵画」風の額装です。

なんとこれは「水の中」で写真を展示するという試み。
こんな写真の見せ方もあるんですねー。

下の写真は「巻物」に。
ロール紙を使えば、こんな面白いプリントも可能に。
プリントって四角だけじゃないんですね。今までの「プリント」のイメージが変わります。

今、額の流行りだという、「浮かし」の加工。
ちょっと窓から覗き込んでいる印象を受けますね。

そしてこんな展示も。
エプサイトで実際に展示された写真家、池上諭さんの展示のスケールモデル。
展示イメージをするときは、ここまで緻密に設計する写真家もいます。

と、見所盛りだくさんの「プリント解体新書」。

写真展や写真プリントに興味あるという方はもちろんですが、
プリント自体に今まであまり興味がなかったなー、という方でも
写真の奥深さに触れることができること間違いなしの展示です!

イベントも開催されるので、ぜひエプサイトに足を運んでくださいね。

【開催概要】
開催日時:開催中~7月19日(木)
10:30~18:00(最終日は14:00まで)
会場:エプソンイメージングギャラリー エプサイト
(東京都新宿区西新宿2-1-1新宿三井ビル1階)
休館日:日曜
入場料:無料
URL:https://www.epson.jp/katsuyou/photo/taiken/epsite/event/gallery2/18/#e12

協力:
岡嶋和幸、清水哲朗、須田誠、池上諭、箱入り息子、PHaT PHOTO写真教室、佐々木啓太、香川美穂、久保誠、帆刈一哉、株式会社フレームマン、エプソンフォトグランプリ受賞者、meet up! selection受賞者

関連トーク&イベントも多数開催!

トーク:須田誠(写真家)
日時 2018年7月7日(土)15:00~(1時間程度)

ワークショップ:岡嶋和幸(写真家)
「プリントで挑戦!はじめてのフォトコンテストー応募作品をつくってみようー」
日時 2018年7月14日(土)14:00~(3時間程度)
定員 10名(事前予約制)詳細・申込はこちらから。