ソール・ライターの人物像や作品をより深く知りたい人へ かくたみほ写真展「ソール・ライターを探しに」開催


2017年の冬、フリーマガジン「Have a nice PHOTO! Vol.18」にて、編集部とともにソール・ライターのアトリエや、アトリエのあるイーストヴィレッジを訪れたかくたみほさんによる、取材時のアザーカットを紹介する展覧会を2月5日(水)~3月1日(日)まで、東京・京橋の72Gallery内White Cubeにて開催します。

ソール・ライターのアトリエにて。愛用していた窓際の椅子

作品整理はソール・ライター財団により、いまも進められている

 

整理整頓が苦手だったというライターのアトリエは、ソール・ライター財団により片付けられてはいましたが、約30万枚のスライドやネガ、未現像のフィルム約500本、プリントの入った無数の箱に、たくさんのカメラ、壁に掛けられた絵画、地下倉庫に眠る約2千冊の本、窓際や暖炉に置かれていた愛らしい小物など、ライターの人物像が見えてくるゆかりのもので溢れかえっていました。

アトリエの佇まいは、ライターが誰のためにではなく、ただ自分のためだけに写真を撮り続けていた、長く穏やかな生活を物語っています。

暖炉の上には、自分の写真や家族の写真も多く飾られていた

 

また、昔から多くのアーティストが暮らしていた、アトリエのあるイーストヴィレッジや、ファッション写真家として活躍していたころにスタジオを構えていたミッドタウンなど、ライターゆかりの地も巡り、撮影しました。

イーストヴィレッジには個性的で多国籍な店や若者も

 

晩年になるまで誰にも知られていなかった、伝説の写真家、ソール・ライター。
彼はどのようなアトリエに暮らし、どんな街で写真を撮っていたのか。
ライターの人物像や作品をもっと知るための手立てとして、かくたみほさんが写したソール・ライターの面影をぜひご覧ください。

<かくたみほさんからのメッセージ>
2年前、ソール・ライターのアトリエに取材に行けるという仕事が舞い込んできた。仕事柄、いろんな方のアトリエに撮影に行くことは多く、いつも聖域に踏み入れるような緊張感が伴う。滞在時間は2時間くらいだったと思うけれど、深く入り込める貴重な時間だった。
たくさんの人にどんな風だったのかを見てもらいたいので、今回まとめる機会をいただけて素直にうれしい。様々なカメラで撮影していたソール・ライター。自由で研ぎ澄まされたスタイルに感銘を受けて、私はいつもの中判フィルムではなく、デジタル一眼とミラーレスで撮影しています。White Cubeにはアトリエの写真、Blue WallにはN.Yをスナップした写真で構成します。

<プロフィール>
かくたみほ 
1977年三重県鈴鹿市生まれ。スタジオLOFTスタジオマンを経て、写真家小林幹幸に師事後独立。雑誌やCDジャケット、ファッションブランドカタログなどの撮影と並行し、光とトーンを活かした作風で活動中。ライフワークでは、フィルムカメラを愛用して旅をベースに光・暮らし・自然・対なるものに重きを置いて制作。全国でグループ展・個展も多数行っている。仕事では国内外様々な場所を旅しながら、作風を生かした撮影依頼を受けることが多い。写真集に『あふるる』、『光の粒子』、『MOI MOI そばにいる』がある。www.mihokakuta.com

かくたみほ写真展『ソールライターを探しに』
日程:2020年2月5日(水)~3月1日(日)
会場:72Gallery内 White Cube& Blue Wall
住所:東京都中央区京橋 3-6-6 エクスアートビル1F

【関連イベント】
ソール・ライターのように撮る講座
日時:2月16日(日)13:30~16:00
講座内容:
13:30~14:00 レクチャー
14:00~15:15 写真セレクト・準備
15:30~16:00 講評
参加費:4,500円(+税)
予約:72galleyのWebサイトにて近日UP予定

『ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター』
は3月8日(日)までBunkamura ザ・ミュージアムにて開催中。

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