フォトまち便り「Hello Local」vol.53 白井写真部 ~白井と富士山~
日本全国で活動する写真部のメンバーが、『地元の魅力』を写真と文章で発信することをテーマにしたフォトまち便りHello Local。千葉県白井市に住む写真好き仲間が集まった「白井写真部」の連載では「白井と…」で思い浮かぶキーワードに、彼らが撮影した写真と言葉で紹介していきます。
今回は「白井と富士山」。
都心からでも見ることが難しいイメージの富士山ですが、千葉(白井市)から富士山を見ることができるそう!
ただし、富士山を見るには①空気が澄んだ真冬の季節②靄や雲がかかっていない天気
など複数の条件が合わないと見れないとのこと。今回は写真部の皆さんが撮影した白井から見える富士山の写真を紹介します。
街中から見えた!
我が街白井、毎日通勤時使用していた駐輪場から黄金色に染まった富士山が、冬の夕景に美しい姿を見せてくれました。
電線と建物がある等、障害物が多い生活圏だからこそ、こんな近くで!と感動を覚えました。
今回、「白井の富士山」を撮る為に情報収集を行い、
寒い日が良いのか?
寒風の時?
湿度は?
など撮影条件を考えながら撮影に挑んだだけにあって、見えた時の喜び楽しさは何倍にも返ってきました。
夕景時カメラを構えていると「何を写しているのですか?」と尋ねてもらって
「富士山見えますよ」と答えると、皆さんが笑顔に。
人と人との繋がりを感じたひと時でした。
(Photo by 小野喜作さん)
西白井駅からの富士山
冬のある夕刻。
西白井駅の改札を出ると、空がオレンジ色に染まっていました。
きれいだなあと眺めていたら、遠くに山の形が見えました。
まさか西白井駅の陸橋から富士山を見ることができるなんて!と感動。
寒さを忘れてしばらく眺めていました。空気が澄んだ季節に会える冬景色です。
(Photo by 西田幸さん)
まだ見えるよ
写真部に入って初めて、「マンションに住んでいなくても白井から富士山が見える」ということを教えてもらい、12月の早朝三脚を持って撮影に出かけました。
けれども待てども待てども見えることはなく、寒さに負けて帰宅。
「夕方ならば!」と同じスポットに行くも見えず、場所を変えて数か所回るも、やっぱり見えず。
やっぱり見えないのかな…と諦めた後日、保育園帰りの長男が「ママ、まだ夕焼けあるよ、大丈夫だよ」と声をかけてくれました。
時刻はすでに16:30を回り、夜の闇はどんどん迫ってきています。
「もうムリだよ、行っても真っ暗になっちゃうよ」
「大丈夫、まだ明るいよ」
どうしても行きたい長男に背中を押され、最後の望みをかけ、まだ回っていなかった屋上駐車場のあるホームセンターまで車を走らせました。
駐車場に着くころには、もう西の空もかなり真っ暗。
駄目だったか…と思ったら「ママ見えたよ!」。
本当に遠くの方に、小さな小さな富士山のシルエットを見つけることができました。
我が家以外誰もいない平日の屋上駐車場。子どもたちとはしゃぎながら見た富士山です。
(Photo by 大槻飛鳥さん)
【白井写真部について】
千葉県白井市に住む写真好きが集まった白井写真部
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