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【編集部レポート】東川町国際写真フェスティバルへ行ってきた
~9月1日まで開催~


第37回東川町国際写真フェスティバル(フォトフェスタ2021)が、7月27日(火)~9月1日(水)まで北海道・東川町で開催されています。写真好きが注目する同イベントのオープニングに編集部・堤谷が参加。写真の町東川賞授賞式や、今年の展示の見どころをレポートします!

北海道東川町で30年以上続く国際写真フェスティバル

「写真の町宣言」を掲げる、北海道の東川町。1985年から毎年夏に「東川町国際写真フェスティバル(愛称:東川町フォトフェスタ)」が開催されています。
東川町フォトフェスタは、全体の会期を約1か月とし、メイン会期(7月末)には、写真の町東川賞授賞式を中心に、受賞作家作品展やシンポジウム、写真愛好家・大学生によるストリートフォトギャラリー、写真が異分野の文化と出会うイベントも多数開催。会期前後には、写真展や写真ワークショップ、町民や初心者を対象とした写真教室、町民写真展など、幅広いプログラムで写真文化の魅力を伝えるフェスティバルとなっています。

フォトフェスタ2021が開催

今年はコロナ禍での開催という事もあり、多くの人が集まるイベントは中止となりましたが、受賞作家作品展や歴代受賞作家による屋外展示が開催されています。このレポートでは、会期最初の土日に開催されていた「写真の町東川賞授賞式」や展示の模様をご紹介。また、今年はオンライン配信となる「受賞作家フォーラム」についてもお伝えします!

開催に感謝の意を述べる東川町長の松岡氏

昨年はコロナの影響で開催時期を見送ることになった東川町フォトフェスタ。
従来の内容での開催は難しいものの、「写真の町」の一年間の集大成と翌年への新しい出発の祭典として、今年は無事開催を迎えました。

授賞式後に行われたテープカット (左から松岡町長、中野正貴、岩根愛、瀬戸正人、白石ちえこ、上野審査会委員)

受賞作家5名による作品展

さて、いよいよお待ちかねの受賞作家作品展へ。
2021年3月にリニューアルされた東川町文化ギャラリーの空間に合わせ、新たな構成での作品展示とのことで、受賞作家5人による展示作品はそれぞれ圧巻です。
今年はキュレーターの菅沼比呂志さんが展示の空間構成を手掛けています。

ここで受賞作家5名をご紹介。
①新人作家賞 岩根愛

第44回木村伊兵衛写真賞受賞作『KIPUKA』(青幻舎)、展覧会「あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17」(東京都写真美術館)ほか、一連の発表活動が評価され受賞。
宮城県石巻で8月11日から開催されるREBORN ART FESTIVAL2021-22で映像インスタレーション作品を発表予定とのこと。

②飛彈野数右衛門賞 中野正貴

誰もいない東京の姿を写した『TOKYO NOBODY』(リトルモア)、ビルの民家の窓から垣間見えたシュールな『東京窓景』(河出書房新社)ほか、東京を独自の視点で捉え続けてきた作品が評価され受賞。
これからも東京を撮り続けながら、新しいシリーズを撮っていきたいと、オリジナルTシャツを見せながらお話してくださいました。

③国内作家賞 瀬戸正人

タイと日本を往還しながら、半世紀以上にわたりアジア各地の人々の暮らしや表情、風土や自然、また社会にレンズを向けてきた瀬戸氏。各時代の代表作を発表した展覧会「記憶の地図」(東京都写真美術館)が評価され受賞。

④特別作家賞 白石ちえこ

2014年から2020年まで毎冬、道東を旅し、野生のエゾシカの群れを撮影してきたシリーズ『鹿渡り』(蒼穹舎)が評価され受賞。今後もギャラリーや本屋で定期的に発表を続けていくとのこと。

⑤海外作家賞 莫毅 

中国の現代写真家 莫毅。カメラを頭の後ろにセットして背後わずか1mの風景を記録したシリーズ『1m、私の後ろの風景』、棒を用いて人々の足元を撮ったシリーズ『私は犬だ』ほか、一連の作品が評価され受賞。コロナの影響で残念ながら来日できず、授賞式や受賞作家フォーラムはオンラインでの参加となりました。

受賞作家作品展は東川町文化ギャラリーにて、9月1日まで開催されています。
会場では第36回の受賞者による「第36回写真の町東川賞寄贈作品展」を同時開催。そちらもぜひ行ってみてくださいね。

見応え満載!まち歩きも楽しめる屋外写真展

東川町フォトフェスタ2021の見どころはこれだけではありません!
町内のさまざまな場所に写真が展示されている屋外写真展は、作品を鑑賞しながらまち歩きを楽しむことができます。
歴代受賞作家による作品や大学・専門学生による作品など、見応えのある展示が。

歴代受賞作家屋外写真展「写真/再発見」から一部をご紹介。

「GAKKOTEN〜大学・専門学校屋外写真展〜」は8月29日まで、せんとぴゅあ芝生広場にて開催。今年は5校が参加しています。

さて、いかがでしたでしょうか。
作品を鑑賞しながらまち歩き。夏休みの予定に迷っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

開催概要

第37回東川町国際写真フェスティバル(東川町フォトフェスタ2021)
会期:2021年7月27日(火)~2021年9月1日(水)
●第37回写真の町東川賞受賞作家作品展
【開催日】2021年7月31日(土)~9/1(水)10:00〜17:00
会期中無休・初日は15:00から/最終日は15:00まで
【場所】東川町文化ギャラリー
●受賞作家フォーラムは後日webで配信
●写真の町東川賞歴代受賞作家屋外写真展「写真/再発見」
【開催日】2021年3月20日(土)〜9月1日(水)
●GAKKOTEN〜大学・専門学校屋外写真展〜
【開催日】7月27日(火)~8月29日(日)
【場所】せんとぴゅあ 芝生広場
●GAKKOTEN サテライト展
【開催日】7月27日(火)~8月22日(日)
【場所】せんとぴゅあⅠ ギャラリー2
URL:https://photo-town.jp/


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