1. HOME
  2. Magazine
  3. 【フォトセッション関西 エプソン講座】プリント制作における3つのポイント
Magazine

【フォトセッション関西 エプソン講座】プリント制作における3つのポイント

Magazine, レポート


撮った写真を作品として発表するとき、最終的な成果物となるのがプリント。いざ自分でプリントしてみたら思うように仕上がらなかったり、難しそうでチャレンジできないという人も多いのでは?
6月に開催された「PHOTO SESSION KANSAI 2015」では、プロフェッショナルアートプリンターの小澤貴也氏(エプソン販売)が、「作品に仕上げるためのプリント術」をレクチャー。作品制作時に気をつけるべき3つのポイントを伝授しました。これさえ押さえれば、あなたの作品が見違えるかも!?

【POINT 1】知っておきたいプリントの知識

自分で作品をプリントする際、知っておくべきは染料プリンターと顔料プリンターの違いです。染料は、光沢感を得やすく透明感があり彩度が高いです。コストも低く手軽に色々プリントしたいならお勧め。顔料は、階調性が豊かで速乾性があり色が早く安定します。作品展示など、クオリティーを訴求するならうってつけです。

▼もっと詳しく!
「今さら聞けない染料インク 顔料インクの違い」

www.epson.jp/katsuyou/photo/manabu/ink

【おすすめプリンター】

エプソン プロセレクション SC-PX5VⅡ顔料は紙の上に定着するインクです。染料プリンターに比べ高価な製品が多いですが、色表現や諧調が豊かなことや、使用出来る紙の種類が染料に比べて多いことが特徴です。

Colorio V-edition EP-10VA染料は文字通り、紙に「染み込む」インクです。そのためプリントの光沢や質感は、プリント用紙に大きく左右されます。鮮やかな色を出したい人、透明感を出したい人にはこちらがお勧めです。

【POINT 2】用紙で表現の幅を広げる

どんな写真なのか、自分が表現したいことに合った用紙を探すのが重要です。用紙を選ぶポイントは、紙の白さと紙質。「白」と言っても青味の強いものや黄味の帯びたものなどさまざま。紙質にも光沢やマットなどの質感があります。また、サイズを変えると、作品の印象や明るさが変わってきます。できた作品は、高温多湿や光の当たる場所を避けて保管しましょう。

▼もっと詳しく!
「用紙選びのあれこれ」

www.epson.jp/katsuyou/photo/manabu/colorio/theme5

【POINT 3】プリント設定は正しく

プリント設定には、ドライバーによるカラーマネジメントでプリンターの特性を利用する方法と、ICCプロファイルを使用してカラーマネジメントする方法があります。前者はプリンターの階調や色域を最大限に活かせます。後者は専用モニターがある場合に色合わせを優先する方法です。

▼もっと詳しく!
プリント設定についての詳細:「極める!プリントテクニック講座」

www.epson.jp/katsuyou/photo/manabu/kiwameru/theme1/p3.htm

▼エプソンプリンターをお使いなら、プラグインソフトの利用が便利
「Epson Print Layoutで作品をプリントする」

www.epson.jp/katsuyou/photo/manabu/howto/printlayout1.htm

また、プリントに線が入ったり、明らかに色がおかしい場合は
ノズルチェックなどのメンテナンスを行いましょう。

▼「今さら聞けないプリントのチェックポイント」
www.epson.jp/katsuyou/photo/manabu/howtwo/check.htm

プリント作品制作に役立つ情報はコチラ「作品制作のルール」


STORY TELLER / 写真家達の物語 vol.37

フォトディレクターの推し写真集

まちスナ日和