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元町・中華街のある日の一瞬を切りとる 写真家・川音真矢×ソニーα9

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「地域×写真」をテーマに、週末に写真を撮りに出かけたくなる地域の魅力を紹介している「Have a nice PHOTO!」vol.29の特集をPHaT PHOTO Webマガジンでもお届けします!

vol.29の特集は「YOKOHAMA PORTRAIT & SNAP」
新進気鋭の写真家のふたりが、ソニーα7RⅢとα9を持って、山手の西洋館と元町・中華街で、ポートレイトとスナップ撮影を行いました 。本記事では、写真家・川音真矢さんが元町・中華街で撮影したスナップを紹介します。

横浜中華街の店先のガラスに映り込んだ風景。液晶モニターを見ながらやや高い位置で撮影した。この日は晴天でかなり明るかったが、液晶モニターは非常に見やすかった。

流れるように街を歩きながら、行き交う人々の表情や見過されている風景を捉えた作品が評価され、横浜御苗場2017にてソニー賞を受賞した川音真矢。その後もソニーワールドフォトグラフィーアワード2017のショートリストにノミネートされるなど数々の国際コンペで受賞している。
山下公園のカモメを撮影。高速性能で動く被写体をしっかりととらえられた。ブラックアウトせずに(※)連続撮影できるため、一瞬を逃さずに撮れるのが嬉しい。

東京の街を記録する気鋭のストリートスナップの写真家集団「Voidtokyo」のメンバーであり、ふだんは渋谷の街を撮影し続けるのが日課だ。

川音がソニーのα9でストリートを撮影するのには理由がある。フルサイズセンサーで画質が良いうえ、ボディが軽量のため長い時間街を歩き回っても疲れない。省電力化を実現したバッテリーは長持ちなので、予備を持ち歩く必要がない。
開港広場公園。少し離れた低位置にある噴水近くまで片手を伸ばし液晶モニターを前に出して撮影。この日は風が強く、噴水の動きが風に流れて面白い形になるまで撮り続けた。

電子シャッターで動体が歪みなく無音撮影ができるのもいいし、ブラックアウトしないためシャッターを切りながら被写体を追い続けることができるのもいい。被写体の動きが予測できないストリート撮影では重要な機能だ。いつもと違う街は写真家の目にどのように映ったのだろうか。

横浜中華街を歩くサングラスの女性2人。マニュアルフォーカスで予めピントの合う距離を1mに設定し、被写体が近づいたところで撮影。自然な動きを撮ることができた。

「いつも私が撮影している渋谷は、外から訪れる人が非常に多い街。観光客、学生、働く人等々。今回撮影した元町・中華街駅周辺は観光客も多いですが、地元の人々が生活する場所という雰囲気を強く感じました」
写真家が街を歩き反応した一瞬を、α9がしっかりととらえてくれていた。

(※)シャッターを押した時にブラックアウトする(モニターの画面が消える)カメラは多いが、α9はブラックアウトフリー撮影が可能なので、高速連写中でもファインダーや液晶モニターにライブビューが表示され続ける。

撮影の様子を紹介!

初めて撮る街は新鮮で一辺倒になりがち。スポットを限定して巡回することで見飽きた風景の中に面白いものを見つけようと試みた。

ストラップを手に巻き、片手でカメラを持って撮影。シャッター音のしないサイレント撮影は自然な被写体の姿を捉えるのに有効だ。

川音真矢(かわおと しんや)

1980年生まれ、神奈川県出身。2016年頃より東京の都市を中心にストリート写真を撮り始める。「VoidTokyo」のメンバー。マグナムフォトグラフィーアワード2017ファイナリスト、ソニー ワールドフォト グラフィー アワード2017のショートリストにノミネートされた。

SONY α9


高解像で低ノイズの有効約2420万画素のフルサイズセンサーを搭載した一眼カメラ。無音・無振動でAF/AE追随最高20コマ/秒(※1)の高速連写、最高1/32000秒(※2)の超高速シャッターを実現している。

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