女子高生が2018年度「御苗場」年間最優秀賞に!眞岡綺音さんインタビュー


2018年に開催された御苗場(横浜・関西)の参加者411組の中から選ばれた1名に、100万円を上限とする希望するカメラ、レンズの提供をする「作家応援プロジェクト」。
審査の結果、見事年間最優秀者に輝いた眞岡綺音さんをご紹介します。
 

作家応援プロジェクトとは?

優れた作家が、作品をつくる環境を整える」サポートをしたいという想いで、2018年より新たに実施したプロジェクト。御苗場2018(2018年3月横浜開催)と、関西御苗場2018(2018年9月大阪開催)でレビュアー賞に選ばれたメンバーの中から、ポートフォリオによるプレゼンにて、グランプリを1名ずつ選出。横浜・関西にて選ばれた2名の最終プレゼンを行ない、「年間最優秀者」を決定しました。選ばれた「年間最優秀者」には100万円を上限として希望するカメラ、レンズが提供されます。

今回は、横浜のグランプリとしてTomas H.Haraさんが、関西のグランプリとして眞岡綺音さんが選出。最終プレゼンを行ない、眞岡さんが「年間最優秀者」に選ばれました。

 

眞岡綺音 『つなぐ』

選出理由

眞岡さんは御苗場出展の作品に、祖父の死を感じさせる写真を加えてプレゼンに臨まれ、被写体は同じでも作品の深みが増したと共に、被写体に向き合う姿勢に大きな可能性を感じています。

横浜でグランプリを受賞した原さんも、そして眞岡さんも、どちらも御苗場での受賞作以上に、我々の想像力を掻き立てる作品でした。両者ともに今後の活躍に大いに期待できる作家と感じながらも、提出された作品、短期間での成長のポテンシャルなどを鑑みたときに、僅差ながら眞岡さんに票が集まりました。

関西御苗場2018出展時の作品

眞岡綺音さんインタビュー

作品のテーマ、コンセプトを教えてください

小さいときから牛舎で走り回り、周りが想像もしないような家出をしたりする藤井家の破天荒少女、小学4年生のさんご。
じじとばばが大好きで、いっつも牛舎について行く。牛が大好きで、じじとばばに喜んでほしくて毎日仕事を手伝った。さんごは小さいときの私だ。

人も動物も、生まれた瞬間から生と死と背中合わせ。牛舎の牛は、子牛が生まれてその日に親と離されて別の小屋へ行かされる。
足が悪くて乳を絞る機械を自力で支えきれなくなった牛。乳が出なくなった牛はみんな何十万で取引きされて、肉屋へ連れて行かされてしまう。牛にとったら、生きてても死への悲しみしかないように感じる。牛にとっての生きる喜びはなんだろう。

藤井牧場の主で、誰からも愛され慕われる優しい私の自慢のじじ。
最後の晴れ舞台。じじはみんなに見守られながら笑って送り出されて、少しは幸せになってもらえたかな。大事にしてくれてありがとう。
私はじじみたいに誰からも慕われる人になりたい。


この作品で一番伝えたいことはなんですか?

じじに直接言えなかった感謝の気持ちです。
 

関西御苗場での展示から変えた点はありますか?

関西御苗場のときは、さんごとおばあちゃん家の牛舎の牛を中心に組んでいたけれど、じじの死の写真と、じじが亡くなってから、変わっていく周りの環境がわかるような写真を入れて組んだりしました。

 

作品をつくる上で工夫したことはありますか?

工夫した点は3つあります。
1つ目は牛舎に牛が居た時と居なくなった今を対比させて表したこと、2つ目は見てる人が飽きないようインパクトの強い写真をたまに入れたこと、3つ目はじじがいつも座ってた椅子だけが外からの光で、光っていた写真を入れたことです。

眞岡綺音

2000年、大阪府生まれ。大阪府立成城高等学校3年生。関ジャニ∞の横山裕を撮りたいと思い、高校1年生から写真をはじめる。よみうり写真大賞 大賞、 全日本写真展 銅賞受賞。写真展に「大阪府立成城高等学校5人選抜展『やってみたかっ展』」、「大阪府立成城高等学校3人選抜展『Ambition』」、「Mirage One 2018」、「大阪府立成城高校3 人選抜卒業写真展『バイバイ制服』」など。
Instagram:@airingo_509