テラウチマサトが語る、郡山の魅力


「地域×写真」をテーマに、週末に写真を撮りに出かけたくなる地域の魅力を紹介している「Have a nice PHOTO!」vol.28の特集をPHaT PHOTO Webマガジンでもお届けします!

vol.28の特集は「郡山写真部とつくる はじめての郡山フォトガイド」
郡山のまちの魅力は、どこにあるのか?レンズを通して見えた郡山の街の魅力をテラウチマサトさんに語ってもらいました。

改めて考え直した「まちの魅力」

写真を活用してまちの魅力伝える活動を、さまざまな地域でおこなってきた写真家のテラウチマサトさん。今回、郡山を巡りながら「まちの魅力」について改めて考え直したと言います。

「そのまちの魅力は『何がそこにあるか』よりも、『何ができるか』に価値があるのではないか、と思っています。そして『何ができるか』ということをさらに突き詰めていくと、『誰がいるか』になり、まちの魅力は『まちにいる人の魅力』に直結するんじゃないかな、と考えるようになりました」

今回、テラウチさんが郡山を取材した中で、美しい風景や優美な建造物、培ってきた歴史にも魅力を感じたのはもちろんですが、「人」の良さを感じることがとても多かったと言います。

「取材先は全て協力的で、高柴デコ屋敷の職人は『ひょっとこ踊り』と、お面を代えて『七福神踊り』も踊ってくださった。
移動中のタクシーの運転手は郡山がどういう場所なのかを丁寧に教えてくれて、開成館では偶然出会った方に『目的地まで車で送ろうか?』とまで言ってもらいました。また、おみやげ屋の店員は『東京から来たの?遠いところまでありがとう』とお茶を出してくださる。
びっくりするほど郡山の人たちは優しくてあたたかくて、この人々こそがこのまちの魅力なんじゃないかなあ、とそう感じながら取材をしていました」

郡山の人々のあたたかさについて、テラウチさんはこうも語ります。
「高柴デコ屋敷の職人さんが『俺の人形なんて昔の人に比べればまだまだだよ』と仰っていました。その謙虚さ!土地柄なのかもしれないけれど、福島はいろんなことがあったことも含めて、だからこそ、このあたたかさがあるのかなとも感じました。

よその土地の者だから言える、身勝手な意見かもしれませんが、『あの日があったから今がある』と、残った人たちの意識が変わった土地なのかもしれない。
優しいまち、あたたかいまち。この郡山の人びとに会いに来る方が増えてほしいなと強く思いました」

多くの人に知って欲しい「郡山写真部」

テラウチさんが講師となり発足した「郡山写真部」はとてもいいスタートを切っています。

「郡山写真部は、『写真を楽しむ!』というスタンスに徹しています。地域性なのかもしれないけれど、一緒に撮っていてとてもフレンドリーで楽しいチーム。部員それぞれどこが郡山の良い場所なのか、自分の好きな撮影ポイントをみなさん持っていました。

さまざまな年齢層の方々が参加し、初めて会う人も多い中で、チームワークやまとまりの良さを感じています。
僕自身も郡山写真部と出会えたことで郡山に対する心理的な距離が縮まりましたし、郡山の歴史的背景についても少し詳しくなったので、本当に多くの人に知って欲しい集団。これからの活動が非常に楽しみです」

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