【写真展】異色の写真家『内藤正敏 異界出現』展が東京都写真美術館で開催


《お籠りする老婆 高山稲荷》〈婆バクハツ!〉より 1970年 ゼラチン・シルバー・プリント

ここが見どころ!
☑写真家であり民俗学者でもある作家が生み出す独特な世界観
☑50年の軌跡をたどる
☑初期作品から代表作まで186点の作品と貴重な資料を展示
☑前衛的な特殊技法にも注目

写真家であり民俗学の研究も手がける内藤正敏の『内藤正敏 異界出現』展が5月12日(土)~7月16日(月・祝)、東京都写真美術館にて開催される。

1938年東京都生まれの内藤は早稲田大学理工学部で化学を専攻後、フリーの写真家に。25歳で山形県・湯殿山麓の即身仏に出会ったことをきっかけに羽黒山伏の入峰修行に入り、1960年代後半から80年代にかけて主に東北地方で民間信仰の現場を取材した。

《死者供養をする老婆、恐山》〈婆バクハツ!〉より 1969年 ゼラチン・シルバー・プリント

生命の起源や宇宙の生成、消滅に関する学説や理論から着想を得た初期作品から、25歳で出会い大きな衝撃を受け制作した〈即身仏〉、代表作である恐山のイタコたちを中心とした東北の民間信仰をテーマにした〈婆バクハツ!〉、浅草の見世物小屋やホームレス、繁華街など、都市の闇を写しだした〈東京 都市の闇を幻視する〉、現在も継続中の〈神々の異界〉など全186点が展示される。

闇に向かいストロボを焚く独特な撮影方法で、この世の風景とは思えないもうひとつの世界が現れる。恐ろしくもユニークで興味深い世界に、魅了されよう。

〈コアセルべーション〉より 1962年 ゼラチン・シルバー・プリント 作家蔵

〈東京〉より 1970年 ゼラチン・シルバー・プリント

《富士山》〈神々の異界〉より 1992年 発色現像方式印画 作家蔵

東京都写真美術館
『内藤正敏 異界出現』展
5月12日(土)~7月16日(月・祝)
開館時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(ただし7/16[月・祝]は開館)
料金:一般 700円/学生 600円/中高生・65歳以上 500円
URL:topmuseum.jp

トークイベント「内藤正敏の世界」
6月8日 (金)18:00~19:30 飯沢耕太郎(写真評論家)×松岡正剛(編集工学者)
6月29日(金)18:00~19:30 赤坂憲雄 (民俗学者・学習院大学教授)
定員:各回50名
会場:東京都写真美術館 1階スタジオ
※当日午前10時より1階総合受付にて整理券を配布します。
※各回とも作家本人は出演しません。
※プログラムはやむを得ない事情で変更することがございます。あらかじめご了承ください。