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京都グラフィー 京都国際写真祭2019 <巡り方ガイド&全メイン展示紹介>


写真好きにとっては外すことができない毎年の恒例行事、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2019」の季節がやってきました!
京都の歴史ある建物やギャラリーなど、街中で写真展が開催されるフォトフェスティバルです。
去年は文化博物館でのダンスと歌のパフォーマンスとか、卸売市場前の旧貯氷庫での展示とか、すごかった…。

さてさて、7年目となる今年は、4月13日(土)~5月12日(日)の1か月間、「VIBE」をテーマに、国内外から注目の作家の作品が集まっています。
この記事では、KYOTOGRAPHIE(キョウトグラフィー)の展示作品と簡単なめぐり方をご紹介させていただきます!

今年のKYOTOGRAPHIEの展示場所は、こんな感じです。
ぜひこのマップを見ながら会場を巡ってみてください。

今年の展示ポイントは、去年よりも会場がぎゅっと凝縮されていて、まわりやすくなっています。

メイン展示となる1~11番の展示について、エリアとしてはざっくりわけて2つ。
1~7番の「烏丸御池・二条城」エリアと、8~11番の「祇園」エリア。
基本的にマップの番号順に回るのが効率が良く、それぞれエリアごとに固めて移動するのがお勧めです。

効率よく巡れば、今回ご紹介する展示を1日でまわることができるので、
「見逃した!」と後悔しないためにも、プランを組んで効率よくまわってください!

A.スタートはどこからがいい?

先ほども記載したとおり、見る順番は決まっていません。
ただし、「KYOTOGRAPHIEがはじめて!」という人や、「きちんと情報を仕入れてからまわりたい!」という人は、マップ0番の「NTT西日本 三条コラボレーションプラザ」にまず足を運ぶのがお勧めです。
京都駅から移動して展示に向かう人は、京都市営烏丸線に乗り約5分、「烏丸御池」駅で下車しましょう。ここでは、イベントのインフォメーションセンターなので、チケット購入や情報収集ができます。

ちなみに、それぞれのエリア内の移動は徒歩圏内。いちばん遠い二条城も、NTT西日本 三条コラボレーションプラザから徒歩20分弱です(もし徒歩が難しければ、市バスに乗りましょう!)。

 

烏丸御池・二条城エリア⇔祇園エリアの移動もぜひ徒歩で!
距離は少しありますが、京都の街中を歩くので京都のまちなみ散歩がてら向かうと観光もできるので◎です。電車移動するなら「烏丸御池」駅からひと駅で「四条」駅で乗り換えて、「烏丸」駅で乗車し同じくひと駅で「河原町」駅で下車。

 

あとは1日乗車券を購入して市バスで移動するのもOK。
ただし、バスだと道路が混んで遅れることもあるので、当日の人混みや自分の体調、スケジュールに合わせて移動するのがいいでしょう。

B.烏丸御池・二条城エリア(1〜7番)

1.アルバート・ワトソン @京都文化博物館別館

アルバート・ワトソン《坂本龍一》ニューヨーク 1989年

アルバート・ワトソン《ミック・ジャガー》ロサンゼルス 1992年

1枚目はなんと坂本龍一。時代の寵児たちを写真におさめ続けた「ポートレートの巨匠」の、未発表作品も含めた待望の日本初回顧展

2.ピエール・セルネ&春画 @誉田屋源兵衛 竹院の間

渓斎英泉「春野薄雪」文政5年 (1822) 浦上満氏蔵

ピエール・セルネ《ケイトリンとジョン》2015年 © Pierre Sernet

カップルのヌードをシルエットで表現したフランスの美術家の写真作品と、東京・日本橋にある東洋古美術の専門美術商「浦上蒼穹堂」の珠玉の春画コレクションが一堂に会します。

3.ベンジャミン・ミルピエ @誉田屋源兵衛 黒蔵

Photo by Benjamin Millepied

国際的に名を馳せる元ダンサー・振付師・映画監督のミルピエが、世界に先駆け初写真展を開催。暗闇に舞うダンサーと時空をとらえます。

4.ヴェロニカ・ゲンシツカ @嶋臺ギャラリー

ヴェロニカ・ゲンシツカ 《Untitled #5》 from the Traces series, 2015–2017. Courtesy of the artist and Jednostka gallery

新進気鋭のポーランド人女性作家が50〜 60年代のアメリカのストックフォトを再構築。秘められた欲望や葛藤を可視化します。

5.金氏徹平 @京都新聞ビル 印刷工場跡 (B1F)

金氏徹平《Sea and Pus (Concrete Block)》 2018年

京都を中心に活動する現代アーティスト金氏徹平が、会場である京都新聞社の工場跡地で撮影した写真移転後の新工場で撮影・録音した音と映像を織り交ぜた巨大インスタレーションです

6.イズマイル・バリー @二条城 二の丸御殿 御清所

イズマイル・バリー 《Line》 2011年 高画質ビデオ(16/9、1分、ループ)

手の甲にしたたる雫の振動(vibration)から、生命の息吹を感じさせる《Line》など、繊細な視覚実験のような映像を体験することができるパリとチュニスを拠点に活動するイズマイル・バリーの作品です。

7.堀川御池ギャラリー

-a Magnum Live Lab/19 in Kyoto

-b パオロ・ペレグリン

-c 岡原功祐

パオロ・ペレグリン 《ANTARCTICAー南極大陸》2017年
NASA(米航空宇宙局)アイスブリッジ・プロジェクトによる南極大陸の気候変動調査。NASAのP3型機から空撮されたヴェナブル 01A地点。

岡原功祐 《Ibasyo ─ 自傷する少女たち》 2007年

会場の1階ではマグナムフォトの写真家、パオロ・ペレグリンと、写真家岡原功祐が、京都で撮り下ろした作品をその場でプリント・展示する制作プロセスを公開
2階ではNASAのプロジェクトに同行し南極の温暖化現象を撮影したペレグリンの個展と、自傷する女性たちの生の居場所を問う岡原の個展を開催。

C.祇園エリア(8〜11番)

8.アルフレート・エールハルト @両足院(建仁寺山内)

アルフレート・エールハルト《Pterocera aurantia Lam., Phyteuma, Indian Ocean》 1933–36

バウハウス設立100周年を記念して、日本では初となるドイツの著名な前衛写真家、アルフレート・エールハルト(1901-1984年)の個展を開催。

9.ヴィック・ムニーズ @ASPHODEL

Flow Hands – Vik Muniz / Xippas Gallery for Ruinart (TBC)

ブラジルの現代美術家が自然の力に畏敬の念を抱き枝や葉などを用い、シャンパーニュメゾン・ルイナールと制作したコラー ジュを写真におさめた新作を発表。

10.顧 剣亨 @Sfera

©︎ Kenryou Gu

昨年度の「KYOTOGRAPHIE Project KG+ Award 2018 Grand Prix」、顧 剣亨の展示。背後にレンズを向けたカメラを携え京都の街を昼夜問わず歩き撮影した15972 枚を一挙に展示。空間における視覚と情報の関係性を問う。

11. y gion

-a アルベルト・コルダ

-b ルネ・ペーニャ

-c アレハンドロ・ゴンサレス

アルベルト・コルダ《Norka in Studios Korda》ハバナ 1958年

Dad, 2016 – © René Peña courtesy of the artist.

アレハンドロ・ゴンサレス、シリーズ 「Conducta impropia」より、ミカジート、ハバナ、2008年

著名なファッションフォトグラファーであり、キューバ革命のオフィシャルフォトグラファーだったコルダ、セルフポートレートを撮影し個人と社会の関係性を浮かび上がらせるペーニャ、キューバの歴史的瞬間をボール 紙で再現し撮影した作品やLGBTを被写体にした作品を発表するゴンサレス。
世代の異なるキューバの3人のアーティストを祇園の雑居ビルの各階で展示。キューバの歴史と今、そして写真と芸術の魅力に迫ります。

 

このほかにも、篠山紀信やオサム・ジェームス・中川の作品があるASSOCIATED PROGRAMや、京都各所で展示をするKG+など、見どころたくさんのKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭。

すべてをご紹介できないのが心惜しいですが、ひとつでもおおく巡って、「これが良かった!」という作品を見つけて下さいね!

GWは京都へ。KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2018をまわってきた!

TOKYOGRAPHIE オープニングプログラムにて、林道子写真展『Hodophylax ~道を護るもの~』を開催!

夏の楽しみがまたひとつ! 長野県御代田町×アマナが手がける浅間国際フォトフェスティバルがスタート

 

 


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