写真家を志す人へ テラウチマサトの写真の教科書
第5回 100回のフォトコンテスト審査を経て気づいた審査の傾向


写真の学校を卒業したわけでもない、著名な写真家の弟子でもなかったテラウチマサトが、
約30年間も写真家として広告や雑誌、また作品発表をして、国内外で活動できているわけとは?

失敗から身に付けたサバイバル術や、これからのフォトグラファーに必要なこと、
日々の中で大切にしていることなど、アシスタントに伝えたい内容を、月2回の特別エッセイでお届けします。

◆コラムの一覧を見る

10月20日(金)配信のデジタル雑誌「PHaT PHOTO」でのフォトコンテストの審査員。左から、佐藤時啓さん(写真家)、飯沢耕太郎さん(写真評論家)、テラウチマサト(写真家)。いつもそうそうたる審査員が真剣に審査を行っている。

PPCコンテストは「PHaT PHOTO」創刊以来続く人気企画である。2017年7‐8月号が100回目だった。

創刊からずっと毎号3人の写真に関わる著名な人たち(写真家、キュレイター、デザイナー、写真評論家等々)に出ていただき、3名の審査員が重複可で1位から2位、3位と特別賞(順位には入らなかったが応援したい作品)を選んでいく。

3人にしたのはそれぞれの審査員がどんな基準で写真を選んでいくのか、そのプロセスや結果に私自身興味を覚えたし、読者も面白がってくれるのではないかと思ったからだ。

お陰様で100回を通してさまざまな審査員に出ていただいた。激論になって「これを選ぶなら私は退室する」と言われたアートディレクターや「あなたにはこの良さが分からないのよ」と自説に強く拘って反論される方など、その現場はとても面白い。

その中で100回全ての審査に参加する、という特別な体験をしている。結果、気づいた興味深い2つのことがある。

---------
これより先はプレミアム読者のみ閲覧できます。

■ログイン後正しくコンテンツが表示されない場合は、以下いずれかをお試しください。
・富士山マガジンサービス(http://www.fujisan.co.jp)のアカウント(メールアドレス・パスワード)でログイン
・当Webマガジンへのログインパスワードを、アカウント設定から、富士山マガジンサービスへのログインパスワードと同一に変更



プレミアム読者のお申し込みはコチラ