【速報!】関西御苗場2018 受賞者作品&選出理由を発表!
9/14(金)~9/16(日)まで大阪・海岸通りCASOで開催された「関西御苗場2018」
100名以上の写真好きによる個性豊かな展示のなかから選ばれた、受賞作品と選出理由を発表します!
関西御苗場2018の賞はこちら!
・杉山武毅
・digmeout (谷口純弘・古谷高治)
・姫野希美
・山口晴久
・テラウチマサト
■Wonder Foto Day賞
・房彥文 Fang Yen Wen
■スポンサー賞
・ぎをんさかい賞
・エプソン賞
■あなたが選ぶ作品賞
■グループ賞
レビュアー賞
杉山武毅(六甲山国際写真祭・Mirage Gallery代表)選出
NO.S11 眞岡綺音
真岡さんの作品は、藤井家という親類の家庭を素材にしたパーソナル作品です。藤井家にいる非常にキャラクターの強い女の子を中心に酪農・農業に走り回る家庭の姿を丁寧に描いているみずみずしい作品です。編集と写真の選択を磨けば、今後さらに発展していく作家としての力量が期待されます。頑張ってください。
digmeout (谷口純弘・古谷高治) 選出
NO. 55 小野友暉
とにかくめちゃくちゃ良かった。女の子を「愛しく」撮ることって、なかなかできないのですが、被写体の女の子への愛しさをすごくよく写していると感じました。写真の上手い下手、テクニック、モデルの良し悪しではなく、「好きだ!」という写真の撮り方ができていて、実はそれはすごい才能だと思います。佐内正史さんの「君になりたい」という写真集があるのですが、その写真集を思い起こさせてくれました。instagramも女の子を撮っていて、それも非常に良かった。思わずフォローしてしまいました。
姫野希美(赤々舎代表)選出
NO. S11 眞岡綺音
身近な人や存在のかけがえのない瞬間を撮りながら、周りの状態を含めて見つめる冷静さが本能的に備わっている。力強さと距離が同居する感覚に惹かれました。
山口晴久(写真家)選出
NO.S10 山本優花
選出理由
とても悩んだのですが、展示のクオリティーとポートフォリオの両方を見て最終的には山本さんを選びました。「愁苦辛勤」というテーマで作品を撮られたとのこと。難しい言葉で、17歳の高校生にしては重いコンセプトだと思ったのですが、実はこの言葉は3000年も前に白居易という方が、17歳の時に作られたものだそうです。高校生は子どもだと勘違いしがちですが、昔も今も、大人が思うよりずっと、彼・彼女は思い悩んだり苦しんだりしながら物事に向きあっている。その10代後半の悩みが写真という形できちんと表現できているところを評価して、賞を与えました。
テラウチマサト(写真家/御苗場総合プロデューサー)選出
NO. 67 花井 達
選出理由
多様な作品があって非常に迷いました。仕事で結婚式を撮られているそうですが、儀式が繰り広げられる中で、こんなシーンがあるのかと驚きました。単純に1日、2日で撮れる写真じゃないなと。前撮りされたスタイルの途中に撮った作品もあって、楽しさと驚きと発見に溢れている。そこを評価して選ばせていただきました。
Wonder Foto Day賞
房彥文 Fang Yen Wen 選出
NO. 26 Chika Usui
演出されたドラマのようで、作品が全体的に面白かったです。楽しいし、笑える写真でした。不思議な雰囲気もあります。展示もブックもとてもよかったです。ただ、コンセプトが少しまだ弱いので、もう少ししっかりと文章で説明できると、もっといい作品になったと思います。これからに期待していますので、頑張ってください。
スポンサー賞
ぎをんさかい賞 (株式会社美十)
NO.28 山田洋介
選出理由
ぎおんさかいという我々のお店に、小さいギャラリーがございます。今回の賞も、そこで展示させていただきたいという視点から選出させて頂きました。チベットの風景の写真を展示されていましたが、この先どんな写真を見せてくれるのかなと期待しています。
エプソン賞 (エプソン販売株式会社)
NO. 32 あんどう まりあ
選出理由
エプソンは新宿のイメージングギャラリー エプサイトというギャラリーで、写真展の企画や作家のサポートをしています。関西はいつも個性的な作品が多く、楽しませていただきました。個性的でいながら、素直で地に足がついた作品が多いと感じました。
あんどうさんの作品は、動機は特別な事ではありませんが、いまその瞬間を大切に繋ぎとめておきたいという切実な気持ちを感じられました。ブックもとても魅力的で、写真として残しておきたいという気持ちが表れていました。Web上で日々数多くアップされては消えていく「写真」を、記録写真としてまとめて形にする事で、今回の素晴らしいテーマが生まれたのだとおもいます。ただの記録写真だけでなく、共感する文章がちゃんと綴られていたのがよかったです。これからも楽しみにしています。
あなたが選ぶ作品賞
No.43 SUMI
グループ賞
No. 63 富山フォトアカデミー
受賞されたみなさま、おめでとうございます!
受賞者のみなさんのインタビューも掲載中ですのでぜひご覧ください!