タムロンのマクロレンズで表現する
花のポートレート写真に挑戦!


花や昆虫、水滴などをクローズアップして撮影できるマクロレンズ。肉眼では見ることのできない細部を捉え、表現できるのが魅力です。

そんなマクロレンズを使って、ひと味違った花の写真を撮ってみたいという方におすすめしたいのが「フラワーポートレート」。背景、光、フレーミングを人物撮影を行うように丁寧に花と向き合って撮影します。
撮り方のコツを教えてくれるのは「PHaT PHOTO」写真教室松下龍士先生。レンズ選びや準備の重要なポイント、花の良さを引き立てる撮り方を作例とともにご紹介します。

※本記事は、株式会社タムロンとPHaT PHOTOがコラボして実施した撮影会「マクロレンズで覗く、フラワーポートレートの世界」のレクチャー内容を一部抜粋してまとめたものです。

 

1.マクロレンズとは?


マクロレンズとは、小さいものをフレームいっぱいに撮影できるレンズのこと。普通のレンズよりもボケが大きくて美しいので、花はもちろん、ポートレート撮影にも本領発揮します。

1-1.花撮影に最適な焦点距離とは?

マクロレンズとひと言で言っても、いろんなタイプがあり、焦点距離の違いによって、大きく「標準マクロレンズ」「中望遠マクロレンズ」「望遠マクロレンズ」の3つに分けられます。


花を撮るにはどれが最適?と迷ってしまいますよね。松下先生のおすすめは焦点距離が100mm前後の「中望遠マクロレンズ」
上記の図のように、レンズの焦点距離によって、カメラが被写体に近づける最短距離が決まってきます。花撮影の場合は遠すぎず、近すぎずの「中望遠マクロレンズ(100mm前後)」がおすすめなのだそう。

1-2.タムロンのマクロレンズの特徴

本記事で紹介している作品は全てタムロンの[ TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017) ]で撮影しているのですが、松下先生がこのレンズを選んだ理由は4つ。


☑描写がやわらかく、とろけるようなボケ感が出る
☑諧調が豊かで、しっとりとした表現をしたいときにぴったり。
☑ピントが合うのが早い
☑高性能の手ブレ補正が搭載されている

とろけるようなボケ感!撮ってみたくなりますね。

ここからは松下先生の作品を紹介しながら、「フラワーポートレート」の撮り方のポイントをお伝えしていきます。

2.失敗しないダンドリと撮り方

2-1.まずは花選びから

松下先生がはじめに教えてくれたのが「花選び」。
スナップであれば決定的瞬間をねらって待つように、ポートレートならどんなモデルを撮ろうか悩むように、被写体としての花をじっくりと選ぶことが大切とのこと。

さらに重要なのは、「選んだ理由を言葉にする」こと。
バラの深い赤が好き、透き通った花びらがきれい、茎のカーブを撮りたい…そんな風に言葉にすることで、実際に撮影するときのアプローチが変わってくるそうです。スタジオで撮影をするときはどう撮りたいかによってライティングが変わるので、重要なポイントですね。

小さな花の集まりがかわいらしい。ぐっと寄って撮影することで周りがボケ、真ん中の花が際立ちます。

2-2.花と背景は50:50

花を選んだら、ついそればかりに集中してしまいがちですが、実は背景はメインの被写体と同じくらい重要
スタジオで撮るなら、背景紙や光を撮影イメージに合わせて選択し、屋外で撮るときも背景を気にしながら場所選びをすることが大切です。

こちらは、スタジオで黒背景、白背景で撮影した作品。
背景が黒だとドラマチックに。存在感が増します。
白だと可憐さや生命感がより強く出ます。

2-3.切りとり方とボケのヒント

選んだ花の「どこに惹かれたのか」を言葉にしながら、花の良さを引き立てる切りとり方やボケ具合を変えていきましょう。
花びらのエッジが目立つようにシャープに、背景の黒を入れながら撮影。

ぐっと寄って撮ると周りがボケ、やわらかな雰囲気や花びらの密集感が出てきます。

また、クローズアップして撮るのか、茎や葉を入れて全身を撮るのかによっても受ける印象が異なってきます。


2本以上で撮影する場合、向い合わせたり、背を向けてみたり、茎を絡ませてみたり…ストーリーを考えながら擬人化して撮影をしてみると面白いとのこと。
そのお花のどこが良いと思ったかによって、いろんな切りとり方を試してみてくださいね。

いかがでしたか?
マクロレンズを通して花と向き合うことで、花の美しさをより感じることができます。今回の作品は全てスタジオライティングで撮影されたものですが、屋外での撮影やお部屋に飾っている花を撮るときにもぜひ試してみてくださいね。

3.PHaT PHOTO編集部 おすすめのコンテスト!

マクロレンズで撮ったお気に入りの作品をコンテストに応募してみませんか?


「タムロン・マクロレンズ フォトコンテスト」は、マクロレンズの楽しみ方を伝えることを目的として、マクロレンズで撮影された写真であればメーカーやモデルを問わず応募できるフォトコンテスト。
植物や虫、小動物などのネイチャー写真を対象とする「ネイチャーの部」と、人物・アクセサリー・料理やテーブルフォトなど、ネイチャー写真に限らず広く対象とする「ノンジャンルの部」の2部門があります。

全応募作品のなかから選出されるグランプリ1名には[ 20万円+副賞タムロンレンズ ]が授与。そのほか、金賞(各部2名ずつ):5万円+副賞タムロンレンズ、銀賞(各部2名ずつ):5万円、銅賞(各部4名ずつ):1万円などチャンスもたくさん。

プリントはもちろん、Webからも簡単に応募できます。
応募期間は10月15日(月)までなので、まだマクロレンズで撮影したことがないという方も、これから撮影をしてぜひ応募してみてくださいね。

マクロレンズ × 写真家のスペシャルサイト

タムロンのオフィシャルブログ「TAMRON MAG」では、写真家がマクロレンズSP 90mmで撮影した作品を公開中!ネイチャーフォトやテーブルフォト、イルミネーションなど、ジャンルもさまざま。撮り方のポイントも合わせて掲載されているので勉強になりますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

あわせて読みたい

■花撮影・応用編【光の使い方と背景選びのコツ】
■「食べたい!」と思わせる料理写真の撮り方1/2
■猫写真家・沖昌之さんに訊く、猫の基本の撮り方