フォトまち便り「Hello Local」vol.51 白井写真部 ~白井と送電線~
日本全国で活動する写真部のメンバーが、『地元の魅力』を写真と文章で発信することをテーマにしたフォトまち便りHello Local。千葉県白井市に住む写真好き仲間が集まった「白井写真部」の連載では「白井と…」で思い浮かぶキーワードに、彼らが撮影した写真と言葉で紹介していきます。
今回は「白井と送電線」。
白井の街を歩いているとよく見かける送電線。どこまでも伸びる電線ラインと大きなシルエットは画になりますよね。そんな私たちの生活を支える送電線を写真と言葉で切り取っていただきました。
動き出す街
11月中旬朝、白井駅そばにある陸橋より。
写真部有志開催の早朝フォトウォークでの1枚です。
白井は市内を通る鉄道と併走する道路が掘割式。そのため駅の近くでも空が広く感じ、きれいな朝日や夕日を見ることができます。今回は送電線・鉄塔と空の色とのコントラストがはっきりした写真が撮りたいと思い、部員の方にカメラの設定を相談しながら撮影しました。
土曜日の朝早くですが、成田空港へ向かうのでしょうか。
すでに車が列をなしているのが印象的でした。
(photo by 久野芙美佳さん)
田んぼと送電線
9月初旬の平塚地区。
刈り取りの終わった広い田んぼの畔を歩いていると、田んぼの脇に高い鉄塔が大空に向けてドンと立っていました。広い空に送電線がスーッと伸びていくのどかな感じが印象的でした。
(photo by 竹島浩さん)
茜色の五線譜
11月半ばの夕方撮影。場所は笹塚1丁目のホームセンターホーマック裏手、調整池前。
茜色に染まる空を見上げると、送電線が大きく横切っていました。
ここは、南山のパワーグリッドが近いため、背後には大きな鉄塔が並走するように連なっています。
撮影ポイントの真後ろぐらいに大きな鉄塔があるため、こちらにまっすぐ向かってくる送電線を空の五線譜に、蜘蛛を音符に見立てました。
送電線の下には調整池があり、鳥や虫など多くの生き物が観察できます。
人々の暮らしを支える送電線と小さな命。
自然と共存しながら、便利な暮らしが出来るニュータウン地区ならではの光景だと思います。
(photo by 鴨島実紀さん)
白井と送電線
白井市の近くに東京電力パワーグリッド(株)の新京葉変電所があるため市内には多くの鉄塔と送電線が見られます。
送電線と鉄塔は場所、季節、時間帯によりさまざまな表情を見せてくれます。
今回は暮れなずむ晩秋の夕方に浮かぶ多数の鉄塔と電線を撮影してみました。
鉄塔の足元には枯れたススキの穂が広がっていました。
ちなみに手前の送電線は「275KV_東京_江東線_134」と識別されるようです。撮影場所は白井市南山。
(photo by 大森三千雄さん)
送電線越しの光のランデブー
撮影場所はファミレスのジョイフル白井店付近。
白井市内方向へカメラを向け、送電線と鉄塔を撮影したものです。
4月の空気が澄んだ夜空。満月と本来ファミレスの駐車場を照らすべき外灯の光が、送電線と鉄塔を綺麗に浮かび上がらせるような演出。
普段、暗い中では気にもしなかった送電線と鉄塔が、この時は24時間365日絶え間なく電気を作り、送り続けてくれている人達に感謝を感じました。
(photo by 山本泰雅さん)
【白井写真部について】
千葉県白井市に住む写真好きが集まった白井写真部
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