海外旅行におすすめ! 撮りたいお祭りランキング10~6位
歌って、踊って、笑って…お祭りの醍醐味とは「人間の生身なエネルギーで満ち溢れていること」である。
筆者は2005年から13年間で、約30の世界の祭り/イベントを体験した。愉しそうな祭りがあると聞けば、理屈抜きでワクワクするし、参加したいのである。開催地の音楽や文化的要素も混ざっていたら、なおさら惹かれる。
盛り上がる群衆の中に分け入って撮影する場合、喧嘩に遭遇する可能性やカメラの盗難など、リスクが伴うことを理解していた方がいい。開催地の治安も下調べして、十分に準備し、安全第一の撮影を心がけよう!
それでは、お祭り撮影歴10年以上の筆者が選ぶ、写真好きの海外旅行先としてお勧めの、お祭りベスト10を紹介したい。
写真・文=南しずか
10位 ホーリー祭
春の訪れを、カラフルな色の粉や色のついた水を人々がかけ合って祝う。かけ合った後は「ハッピーホーリー!」と言ってハグする。祭りの戦場と言っていいほど、人々は容赦なく色の粉や水を激しく振りかけあうため、カメラを守るカバーやケースは必須。犯罪のリスクを避ける為、女性は決して単独で行動せず、複数人数で、特に男性と一緒に参加した方がいい。
場所:インドを中心としたヒンドゥー教の国々。インド国内では主に北部。
時期:インド暦11月の満月の日(太陽暦の3月ごろ)
9位 オルーロのカーニバル
「リオのカーニバル」、「ペルーのインティ・ライミ」と並び、南米三大カーニバルのひとつで、ユネスコの世界遺産に登録されている。炭鉱の町オルーロに約3万人が集結し、フォルクローレのリズムに合わせて踊る。開催都市の標高は約3700mと富士山頂と同じくらい。高山病に注意しよう。
場所:ボリビア・オルーロ
時期:2月末頃
8位 エルス・エンフェリナッツ(小麦粉祭り)
12月28日はスペインのエイプリルフールらしく、嘘をついたり、悪ふざけをしても許される日らしい。町役場の広場で、軍服姿の参加者が2つのグループに分かれて、小麦粉、生卵、爆竹などを投げ合う。カメラを守るカバーやケースもあった方がいい。200年の歴史があるという説がある。小麦粉や生卵より、爆竹合戦の時間帯がはるかに長い。火傷しないように気をつけよう。
場所:スペイン・イビ
時期:12月28日
7位 リオデジャネイロのカーニバル
世界最大規模のカーニバル。国内外から約150万人が訪れる。サンバのリズムに合わせて熱狂的に盛り上がる。メインのパレードに参加する各チームは、多いところで1チーム約3000〜5000人で構成されている。サンボドロモ(パレードのメイン会場)に入る為には観戦チケットが必要。
場所:ブラジル・リオデジャネイロ
時期:例年2月前後の土曜日〜火曜日。カトリックのイースターを基準に日程を決めるため、開催日は毎年変動する。
URL:https://www.rio-carnival.net/EN(ポルトガル語と英語)
6位 オフィスチェア下り坂ダービー
参加者は自前のオフィスチェアに乗って、サンクレメンテ市内の坂を下る。順位を争うレースではなく、参加者と観戦者が楽しめることが目的。ドイツの「オフィスチェア世界選手権」、日本の「いす-1GP」など、いくつかの国で事務用椅子のレースがある。
いかがでしたか?
今回は、10位から6位を発表しました。5位から1位もお楽しみに!
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