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HOW TO / 作品制作のヒント

ステップアップのヒントに! フォトコンPPC vol.112 「もうちょっとで入選!」審査員の講評


「PHaT PHOTO」の人気コンテストPPC。
デジタル雑誌でも配信しているPPC vol.112の結果と講評を、PHaT PHOTO Webでもご紹介します。

PHaT PHOTO CONTEST
■入選:応募作品の中から一次審査を通過した17点
■もうちょっとで入選:「入選」にわずかに届かなかった20点
■あと一息:「入選」「もうちょっとで入選」には選出されなかったが、編集部が取り上げたい、あと一息で受賞に届きそうな13点

上位50作品には必ずコメントがつくPPC。
今回は、編集部が選出した「もうちょっとで入選!」の作品を発表。
入選にわずかに届かなかった20点。作品に対するコメントや、ステップアップのヒントをお伝えします。

「HOKKAIDO 201X」神成邦夫(北海道)


何もない無名の場所なのですが、なぜだか心惹かれる写真です。画一的な住宅が左に並び、手前は長い草が生い茂る空き地になっていて、郊外の住宅地は日本中どこも同じですね。無名の地は、意外にも共感を得る可能性があると気づかされました。

「ユニフォーム」加藤光博(メルボルン)


同じ色の洋服、スカーフをまとった方々の休憩している風景に出合ったとのこと。ユニークな光景に出合いましたね! アングルもよかったですし、背景の細かいディテールも面白く、異国の様子もわかって面白いスナップ写真でした。

「みーたーなー。」okirakuoki(東京都)


普通なら逃げられたり、逃げられなくても「かわいい」とこびてしまったりするところを、ここまでしっかりと対峙できているのがすごいと思いました。シンプルな写真ですが、体のフォルム、目の形や色、4本の牙、表情など、目が離せない力のある写真でした。

「room」Tomohiko Hosaka(神奈川県)


グラフィカルな写真は派手な色合いのものであればキャッチ―な印象を持ちますが、このようにやや渋めの色合いであること、またサイズ感がわからないことで、

怖さも含んだ不思議な印象を持ちました。このような作品を集めて、組写真にするのもよさそうです。

「人間ピンボール」舟川十四朗(富山県)


人の配置と形、影などの細かなところが面白く、またミニチュアのようなかわいさも感じる写真でした。ただこの場所に行けばみんな撮りたくなる写真だとも思いましたので、両サイドの階段の入れ方や人の配置がもう少し絶妙であれば、より面白くなったと思います。


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