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HOW TO / 作品制作のヒント

ファットフォトコンテスト Vol.105 「もうちょっとで入選」作品発表!


 

 自由「 諸行無常」奥山弘文(神奈川県・77歳)

外国人観光客が行きかう銀座の街中に、「どなたかこの声を買ってください」と書かれた看板を背負ったお遍路さんがミスマッチで目を引きます。右の子供がお遍路さんを見ていますが、この場合は背景の人がみんな無関心のほうが、写真に合っている気がします。また、お遍路さんの足もしっかり写してほしかったです。

 

自由「 荒波とサーファー」舟川十四朗(富山県・59歳)

冬の日本海の怖いくらいの荒波と、サーフィンする人の姿をとらえた写真です。奥の水平線が少し斜めになっているのも、その怖さを助長させています。 サーフィンをしている人の姿が少し中途半端な気がしたので、波に乗ろうとしているのか、波を気にしながら浜辺に向かっているのか、状況がわかるとよりよかったと思います。

 

自由「 大津の街を見下ろすと今日はこんな色」植田孝志(滋賀県・52歳)

タイトルがストレートですが、素直でいいなと思いました。手前の一軒家、 真ん中の団地、奥のマンションなど、建物や街並みに心惹かれる気持ちがわかります。不思議な空の色合いもいいです。なんでもない場所に心惹かれる ことは誰にもあって、それをうまく伝えてもらえたと思います。

 

自由「 天を突く」山本健一(兵庫県・55歳)

小学校の運動会で、倒立している子とその足を持っている子を写しています。 天地を逆にしたことで、地面を持ちあげているような構図になり、緊張感が生まれました。うしろで組体操をしている人の手足が写っていますが、なかった方がもっと緊張感が生まれて、よかったのではないかと思います。

 

自由「 スーパームーン」永井三千生

魚の形のイルミネーションでしょうか? スーパームーンの月を魚の目に見立て、とてもかわいい写真になっています。ほのぼのと楽しめました。なにより、こんな場所を見つけたことがまずすごいと思います。なかなか撮れな い写真だと思いますが、シリーズ化すると面白そうな気がしました。


STORY TELLER / 写真家達の物語 vol.37

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