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HOW TO / 作品制作のヒント

ファットフォトコンテスト Vol.105 「もうちょっとで入選」作品発表!


 

自由「 朝の仕入はじめ」松橋勝(56歳)

タイトルから考えると、どこかのお店のキッチンや事務所のようなところでしょうか。奥の窓から強い朝陽が差し込み、これから始まる1日を予感させ ます。そこに行ったことはなくても、見る人の記憶を引き出す写真というも のがありますが、まさにこの写真はそんな1枚だと思いました。早起きした日の朝を思い出します。

 

自由「 大志を抱く」奥田晃介(京都府・38歳)

今年の元旦の朝に、若者たちが天を指さすポーズを撮らせてもらったとのこ と。1年の始まりにふさわしい、とっても素敵な記念写真だと思います。初日の出とシルエットで構成したシンプルな画面もよかったと思います。写真 はこうやってコミュニケーションが生まれるのが面白いですよね。

 

自由 「秘密」金田めぐみ(富山県)

クマのオブジェと、おずおずと近づいていく人たち…。確かに不思議な状況です。モノクロにしたことで、よりその世界観が出せましたね。ガラスに撮影者が写り込ん でいますが、入っていた方がよかったかどうかは、悩むところです。後方の夜景や、白い車など、映画のワンシー ンのようなので、そのシーンだけを写した方が効果的だっ たかもしれません。

 

テーマ 「青い裏庭」竹嶋亮太郎(福岡県・50歳)


体調を崩された時期に、長崎のグラバー園の裏庭の日陰にあった花を撮影した写真とのこと。落ち込んでいるときに、ひっそりとした佇まいに心を惹かれて撮影したと言いますが、寂しい色調の中にも希望を感じるような、 素敵な写真だと思いました。自分の気持ちを被写体にのせて、うまく撮影されたと思います。

 

自由 「Virtual Reality」藤元麻未(岡山県・28歳)

 


ごみ収集所で撮影したとのこと。このシチュエーション から近未来的、バーチャル世界を感じ、三脚を立てて光の方向へ歩きながら自身を撮影したと言いますが、作者の個性が表れた面白い写真だと思います。エフェクト処理もあって、1枚で完成された写真ですが、もう少し、 見る側の想像の余地が残っていると、より印象深い写真になったと思います。

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