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HOW TO / 作品制作のヒント

ファットフォトコンテスト Vol.105 「もうちょっとで入選」作品発表!


 

自由 「さて、今日は…」岩田徳彦(広島県・47歳)


ぼんやりと考え事をしている様子がとても大人びていますね。目の部分にあたっている光が印象的です。コメントに書かれた「今日は何をして遊ぼうか」と考えている様子を撮られたのなら、もしかするともう少し背景を出して、家の中の雑然とした雰囲気が見えてもよかったかもしれません。すっきりとまとめすぎた感じがしました。

 

自由 「耐える。。」宮崎智恵(東京都)

 

大雪の日の夜、なかなか来ないバスを待ちながら、並ぶ人、 帰り方をスマホでチェックする人…。背景にネオンがあることで、都会だということがわかります。臨場感ある写真ですね。上に鉄の枠があることで、安全な場所から 撮っているような印象を受けます。みんな耐えている様子を出すなら、枠はなくてもよかったかもしれません。

 

自由 「熱中」三木登志也(香川県・77歳)

祭りで踊る出番前に携帯電話に夢中になっている女性。今どきの光景ですね。紅葉の昔ながらの着物の柄と、ゲ ゲゲの鬼太郎の手ぬぐいの柄のミスマッチも面白かった です。背景の人が少し気になりましたが、いっそ、周りの雑然とした様子も写して、環境も見せたポートレイトにしてもよかったかもしれません。

 

自由「 路上生活」伊藤幸助(三重県・67歳)

高速道路の下にある、路上生活者の家を撮られています。モノクロにしたことで細部が浮き立ち、家の屋根や工事の看板など造形が浮き立ってきました。 ただ、いちばん目がいく真ん中が広い道で、一瞬どこを見ればよいのかわからなくなりました。何にいちばん関心を持ったのかを明確にして撮影すれば、 もっと考えさせられる写真になったかもしれません。

 

自由「 あなたに会いに」ウエムラタケシ

いつも見ているものを改めて見つめてみると、だんだん奇妙に見えてきて、 全く知らないものを見ているような気持ちになることがあります。この写真 はその感覚をよく表しているなと思いました。ものを改めて「見つめてみる こと」には大きな可能性があり、ウエムラさんにはそういったものを探す力があると思います。


STORY TELLER / 写真家達の物語 vol.37

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まちスナ日和