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ポートレイトと盆栽、独自作品のKRIS KANG氏|台湾「Wonder Foto Day」受賞者
昨年から関西御苗場のパートナーとして、相互展示を行っている台湾の写真イベント「Wonder Foto Day」。
関西御苗場で選ばれた作家をWonder Foto Dayで、Wonder Foto Dayで選ばれた作家を関西御苗場で展示し、交流を行っています。
本ページでは今年3月に開催されたWonder Foto Dayに参加し、「PHaT PHOTO」賞に選出した作家をご紹介します。
「PHaT PHOTO」賞
KRIS KANG 『BONSAI』
「PHaT PHOTO」ノミネート作品
Jimmi.Ho 『Laundry Art』
FIVE WO 『Something about Water』
KRIS KANG 『BONSAI』
「PHaT PHOTO」ノミネート作品
Jimmi.Ho 『Laundry Art』
FIVE WO 『Something about Water』
「PHaT PHOTO」賞 KRIS KANG 『BONSAI』
クリス氏は故郷を撮りたいと思い、幼いころなじみのあった町で盛んに行われていた盆栽をテーマに作品を制作しました。
原型となるものは6~7年前から制作を始めたそうです。
ドキュメンタリーとして記憶をたどり、町の風景や人物を撮影することもできたと思いますが、
彼は身近な友人や知り合いのポートレイトと盆栽の幹のクローズアップを組み合わせることで、
独自の作品を作り上げることに成功しました。
盆栽を撮るときには人を撮るように、人を撮るときには植物を撮るように撮影したといいます。
2つの曲線の対比は、さまざまな印象をもたらしてくれました。
単に、形や美しさの類似性だけでなく、命あるものは日々、様々な影響を受けながら変わっていくということ、
1日1日の変化はさほど感じられなくても、いつか、誰もが確実に老いて亡くなってしまうということ、
形のない記憶も、体や幹を入れ物にして、その中にとどまっているということ…。
浅い色彩は、長いようで短い、人生のはかなさを強く意識させられました。
今後もその美しいビジュアルを創り出す才能を生かした、世界観の大きな作品を楽しみにしています。
KRIS KANG
1975年台湾桃園生まれ、彰化在住。2014年からフリーランスの写真家として活動。フォトジン、雑誌、広告 、CDジャケット、書籍など多ジャンルで活動中。
著書に『BONSAI / 盆栽』(台湾、2015年)。『劍山 / KENZAN』(台湾、2017年)。
1975年台湾桃園生まれ、彰化在住。2014年からフリーランスの写真家として活動。フォトジン、雑誌、広告 、CDジャケット、書籍など多ジャンルで活動中。
著書に『BONSAI / 盆栽』(台湾、2015年)。『劍山 / KENZAN』(台湾、2017年)。
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