写真家・岩倉しおり 未知なる自分の世界を探して<第2回>


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SNSで写真を発信しているうちに作品の魅力が広く伝わり、写真集『さよならは青色』が刊行されたり、作品がCDジャケットや小説の装丁写真に起用されたり、作風を生かした広告撮影を行うようになったという写真家の岩倉しおりさん。
作品制作にまつわるお話を4回連続でお伺いする第2回では、「SNSで作品を発表すること」についてお伺いします。

作って放置していたSNSのアカウント

――SNSはいつから始められましたか?

岩倉 Instagramを本格的にやり始めたのは2014年くらいからだと思います。それまでもずっと写真は撮っていましたが、写真展などを中心に作品を発表していました。SNSは使い方がよくわからなくて、アカウントだけ作って放置していたんですよ。

――32万人(※)もフォロワーさんがいるのに、意外ですね! (※)2020年6月時点

岩倉 どちらかというと、SNSは得意ではないんです。徐々に周りの友人がInstagramに写真を上げ始めて、では自分もやってみようかなと、軽い気持ちで始めました。

――見てくれる方は一気に増えたのでしょうか?

岩倉 よく覚えていませんが、最初はフォロワー数の多い方がリツイートしてくださったことが大きなきっかけだったと思います。SNSを始めて1年くらいたったときで、それまで自身のフォロワーは100人くらいでした。そのあとも何度か増えるきっかけがあって、今に至るという感じです。

最初はあまり見る人のことは意識せずに投稿していましたが、フォロワーの数が増えてきたあたりから世界観を意識するようになりました。

――SNSへアップする際に、セレクトはどのようにされていますか?

岩倉 Twitterでアップできる写真は1回につき最大4枚なので、4枚の色の組み合わせを考えてセレクトしています。Instagramはフィード(ホーム画面)の色のバランスを見て投稿しています。最初はあまり考えていませんでしたが、見てくださる人が増えるにつれて、だんだんこだわるようになってきました。コメントは全部読ませていただいていて、すごく励みになっています。

(岩倉さんのツイッターサムネイルより)

――日頃、SNSにアップする写真を選んでいたら、セレクトする力が鍛えられそうですね。Surface Book 3はタッチスクリーンですが、写真を見たり、選んだりする際の使い心地はいかがでしたか?


岩倉 基本的にはSurface ペンを気に入ってよく使っていますが、指先で直感的に操作できるのも気軽でよかったです。
写真を取り込んで見たり、映画を観たりしてすぐ気づきましたが、スクリーンが鮮やかで本当にきれいでした。Surface Book 3は、映して一瞬できれいだと思えるすごさがありました。

タブレットモードにして、ソファーで編集ソフトを使い、写真の色を仕上げてみました。まだまだ自宅で過ごすことも多いですが、家の中でも場所が変わると気分も変わって、飽きずに作業できるのがいいですね。

STAY HOMEで気づいた、撮れる喜び

――STAY HOMEの期間は、どのように過ごされていましたか?

岩倉 写真は撮っていませんでした。室内は少し撮りましたが、こんなに撮らなかったのは初めてですね。時間だけが余ってしまって…。
映画を観たり、ずっとインドアで過ごしていました。仕方ないと思いながらも、撮れなくて苦しかったです。いままでは家でゆっくりすることがあまりなくて、時間があれば写真を撮っていました。何をして過ごしたらいいんだろうという、戸惑いがありましたね。

――やはり、写真がすごく好きなんですね。

岩倉 写真が撮れるってこんなに嬉しいことなんだと改めて気づきました。最近、徐々に写真を撮り始めていて、先日はあじさいと月と花火を撮りに行きました。季節のものは毎年必ず撮っていて、雨の時期も好きなんですよ。

――写真を撮る人で「曇りが好き」という人は良く聞きますが、岩倉さんは雨もお好きなんですね。

岩倉 時期や時間帯でむしろ降ってほしいと思うときもあります。例えば、薄暗い時間帯のとき、晴れていると太陽が昇ったり沈んだりする過程で空がグラデーションになると思うのですが、雨の日は全体的に水色になるんです。ピンクやオレンジがない。その水色がとても好きなんです。

それに夜には水に濡れたアスファルトに街の光が反射したり…。透明な傘についている雫とか美しいなと思います。曇りは私にとって1番難しく色が安定していて変化が少ないので思わぬ写真が撮れなく苦戦します。でも曇りにもいいところがあるので好きなところを見つけていきたいです。

外の世界しか興味がなかった学校時代

――卒業式ができなかった高校生を撮影して、写真をプレゼントする企画をされていたり、作品にもたびたび、学生や学校のシーンが登場しますが、岩倉さんにとって学生時代は特別なものだったのでしょうか?


岩倉 私は高校生のときから写真を撮っていますが、当時は自分のいる学校の良さに気づけないまま卒業してしまった感じがありました。

学校の中には目を向けられずに、外の世界しかいいと思えなかったんです。学校生活は楽しかったけれど、写真には残さなかった。もっと撮っておけばよかったという思いで、いま撮っているのかもしれませんね。

そして、いま現役の学生さんにもそのことに気づいてほしい、という想いもあって、一緒に撮りに行ったりしているんです。

この写真は学校に許可を頂いて撮りました。飛び込んでと指示したわけではなく私もプールに飛び込んでみんなで遊びながら撮影しました。

作り続けて発表するためのSNS

――岩倉さんはなぜ、SNSで写真を発信し続けるのでしょうか。

岩倉 以前は写真展などで作品を発表していましたが、私は人前に出たり、話したりすることがあまり得意ではないんです。でもSNSだったら自分は関係なく、写真だけ見てもらって、反応をいただける。それが自分に合っているのかもしれません。

それに地元で展示をしても、地元の人にしか見てもらえませんが、SNSだと世界に発信できるのが魅力です。海外の方からコメントやDMをいただいたり、お仕事の依頼もいただけることがあります。純粋にうれしいですし、驚かされますね。

――確かにSNSにたくさん写真をアップされているので、仕事でちょうど探していたイメージに出会えたり、逆にイメージがわかないときに拝見してピンとくることがありそうです。

岩倉 お仕事の依頼はメールで連絡をいただくことも多いので、SNSがきっかけとは限らないのですが、SNSでしか作品を出していないので、きっと見ていただいているのだろうと思います。

でもだからといってSNSの為に写真を撮っているわけではなくて、自分が撮りたいから撮っています。撮っている時間が1番好きです。ただその写真を見てもらえるのは純粋に嬉しいのでこれからもSNSは続けていくと思います。

岩倉しおり


香川県在住。SNSで写真を発信しているうちに作品の魅力が広く伝わり、CDジャケットや小説の装丁写真の撮影、作風を生かした広告撮影を行っている。初の写真集『さよならは青色』(KADOKAWA)が2019年3月に刊行された。iwakurashiori.wixsite.com/photo
Twitter:@Shiori1012
Instagram:@iwakurashiori

 

Surface Book 3

今回岩倉さんに使用いただいたのは、ノートPCであり、タブレットであり、ポータブルスタジオでもある、最もパワフルなSurfaceのノートPC『Surface Book 3』。サーフェス ペンを一緒に使用すれば、ショートカット、コントロール、描画ツールに簡単にアクセスできクリエイティビティを発揮できます。

 

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