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フォトまち便り「Hello Local」vol.25 郡山写真部~GPSでたどる僕のまちなか撮影記録~

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紀南、富山、郡山、下田の4つの地域写真部が綴っていく連載企画「Hello Local」。今回は郡山写真部、治郎丸さんによるフォトエッセイです。連載記事のメンバー内で最年少の現役大学生である治郎丸さんは「いつ、どこで、シャッターを押しているのか?」に興味を持ち、GPS位置情報と照らし合わせる試みを行いました。これらの写真を地図にすることで、彼はいつどこでシャッターを切り、何を感じていたのでしょうか?観光名所にはない、郡山の隠れた魅力を皆さんにお届けします。


こんにちは、郡山写真部の治郎丸と申します。

部員の皆様が紡いできたこの連載、今回は少し趣向を変えてみまして、GPS位置情報とスナップから見る郡山市をご紹介します。

これを読んでいる皆さんは、どんな時にシャッターを切りますか?

撮りたい被写体がある。

撮りたい場所、景色がある。

あるいはシャッターチャンスを待って、待って、理想のシーンを撮る。

でも僕は、まちを歩いて「いいな!」と感じた景色や物に偶然出会えた時、とっさにシャッターを切ることが好んで多いです。俗に言う街スナップですね。

そこでまち歩きが好きな自分が郡山のどういった場所あるいは瞬間にシャッターを切っているのか気になり、GPSの位置情報を活用して記録をしてみました。

【記録方法】GPSはAndroidスマートフォンであるHuawei_P30liteにGPSロガーアプリをインストールし記録しました。

そうするとこのようなマップが出来上がったんです。

いかがでしょうか。

このマップで撮影された場所は郡山市内の有名な観光名所でなければ旧跡でもありません。

でも、観光名所だけでない郡山の魅力っていっぱいなんです。

なかには僕の好きな被写体も紛れていますが(笑)

また撮影当時の状況や、そのときの記憶もあわせて記してみました。

皆さんにはマップを見ながら「こんな場所で撮ったんだ〜」とか、「こんなことがあったんだ!」…と疑似さんぽをしてみてください!ではいきます!

駅・中心市街地より東エリア

郡山市には東北/秋田新幹線が走っていますが、その路線を区切って右側(東エリア)を散策した記録からいきます。

2021/10/10 17:06 37°22’30.7″N 140°22’55.9″E

駅前で用事があり、自転車で向かっている途中に見つけた光景です。

なんか郡山って猫がいるんですよ。いや猫なんてどこにでもいるんですけど、街中を移動していると駆け抜けていくのが見えるんですね。座ってたりもする。

猫ってかわいいじゃないですか。そういった癒しが多いので外に出るのがちょっと楽しみになるんです。

あとここの地点はすぐ横というか上を東北/秋田新幹線が通っているので上にも風景があって混雑度合いが好みですね。メインの通りから一歩下がった裏道なのもよいですね。

2022/01/10 16:05:38 37°22’52.6″N 140°23’31.4″E

街のはずれを流れる阿武隈川。

そこそこ大きい川ですので、工事や増水、釣りや鳥の飛来など多くの顔を見せてくれます。

夕方寄りになってくるとこの写真のように光がきれいな景色が見られます。

買い物に行った帰りに通りかかったところ、綺麗だったので撮影してみました。

2021/10/02 17:13:00 37°21’39.7″N 140°22’11.8″E

夕暮れの郡山の南側。

程よい田舎感と発展度の組み合わせで、懐かしく落ち着く顔と元気で都会的な顔を見せてくれるのもこの都市の魅力だと思います。

この橋を渡ったところに大きな通りがあってマクドナルドやリサイクルショップがあるんです。

そこへ行くときに利用するのですが、毎回坂を自転車で登ってから下る気持ちよさも相まって心がすっとします。

2022/01/12 37°21’30.7″N 140°22’58.5″E 

郡山には複数の大学があるのですが、ここはそのうちの一つである

日本大学工学部です。僕はこの大学に通っています。

郡山は南のほうとはいえ東北なので雪も結構降ります。年によっては少ないんですが…

今年2022年は結構降った気がします。

この日学校に行くときにはテストが近かったというのもあり、雪という天気に心が沈んでいたのですが、一面が白くなってしまうとどこか綺麗に思えてきたのが不思議でした。

2021/11/18 19:07:48 37°21’53.2″N 140°22’58.8″E 

この日は友人の車で下亀田のハードオフまで行き、その帰りに自転車で川を渡っていたら景色がきれいでした。

なので阿武隈川にかかる歩道橋から望遠レンズで安積町を見てみました。

奥に見える工場はいつも水蒸気を出しているので、朝日も夕日も夜の反射する光でもきれいな姿を見せてくれていつ撮っても映えますね。

この写真の被写体はかなり距離が離れており、夜間に撮影する場合は固定しないとぶれてしまうため注意が必要です。

手前の街並みは、日本大学工学部へとつながる「日大通り」と呼ばれている場所です。

これまた道がいいんですよ。ゆるくカーブしていて遠くから見ると街並みがメインに見えるのに、近くで見ると見通しのいい道路なんですよね。

2022/01/12 10:42:54 37°21’53.6″N 140°23’04.1E

その日大通り、雪が降った時の光景がこの写真のような感じになります。

雪国って感じがしますね。ですが実際はそこまで雪ばっかりというわけでもなかったり。

これは学校帰りに撮影しました。

 2021/07/22 17:42:16 37°21’36.4”N 140°22’25.3”E

この日は夕方に激しい雷雨があって壊れた信号機のリカバリーに警察の方が来てくださっていました。ありがたいです。 

あまりにも激しい雷雨だったので一緒に出掛けていた彼女は泣いてしまい、偶然通りがかった女性の車で家まで先に送っていただきました。

2021/06/01 18:44:34 37°22’30.7″N 140°22’38.4″E

この日は彼女とデートで市内を自転車で散策していました。

郡山には飲食店が多いので何を食べようかと考えるのも楽しいですね。

結局焼肉を食べて、夕方帰ろうというときにオレンジに染まった雲が見えてきれいだったので撮りました。

東北本線をまたぐこの橋、夕焼けの街が見えて好きなんですよ。

これを上のほうに向かっていくと池があったりいろいろと面白いです。

それに加えてすぐ横にある貨物列車のターミナルを見るのもよいものです。

不定期かつ間隔も開きはしますが貨物・旅客列車が発着し、線路の上は景色も開けていて遠くが見えます。

郡山駅周辺

続いて郡山駅の周辺を散策した写真を紹介します。

2021/11/29 15:23:40 37°23’57.2″N 140°22’56.5″E 

この日はご飯を食べに行こうとしたときに撮った写真です。

うねめ通りにも飲食店が多くあるんです。その時通ったのが郡山の駅前大通り。

街の玄関みたいな感じの通りを逆のほうから望遠で圧縮効果を期待して撮った一枚でした。

望遠レンズで見ると景色が一気に変わって違うものが物理的に見えてきたりするので面白い。

おそらく時が経てば再開発などでまたこの風景が変わっていくのだろうなと考えるとロマンがあります。

郡山は公共交通機関の主役をバスが担っているのでよく写りこみます。生活感が出ていいですね。

2021/09/13 14:28:20 37°23’22.0″N 140°23’08.4″E

郡山市にはJRの総合車両センターもあります。

特に車両メインで見ることをしないのでそこは詳しいことを言えないんですが、街の中としては珍しいものがある上、自分が鉄道のある風景が好きなのでその点でもシャッターを切ることが多い気がします。

この日は近くにあるイオンタウンに用があった帰りなんですが、帰りに特急ひたち用のE657系列車が点検時の入れ替えで道路をふさいでいたので撮りました。

車両の入れ替えや増解結、保線などってなんか異質で非日常がまとわれているような気がするんですよ。

高速走行を営業運転でしている編成が分割されて超低速で無人のまま動いている様とか。

そういったものが街の中に溶け込んでいるのがたまらなく好きです。

大きい機械なのもいいですね、動いているだけで快感が脳に・・・

2021/06/01 16:37:00 37°23’50.3″N 140°23’11″E

ザ・モールで、でっかいパフェを彼女と食べに行ってきた帰りに駅前を散策してみました。

大通りにばかり目が行きがちですが、横道に入れば裏道や古くからのメインストリートだった道など多くの道が走っています。

自分がこの街に来る前は古い建物や街並みも多かったようですが、今はあんまりありませんね。

でも駅前の路地にはこういったいい感じの風景が今も残っています。

このような裏通りや裏道と呼ばれる通り道は路肩にビールケースが置いてあったり、壁面にパイプやエアコンの室外機があったり、料理の香りがしたりと、人がいた痕跡や匂いが濃く残っている気がします。

生活が感じられるようでよいと思いませんか?

2021/06/02 15:48:42 37°23’06.2″N 140°23’33.0″E 

これ何やってると思いますか?

実は今、道路の下に直径4mのトンネルを掘ってそこを大雨の時の一時貯水池にする計画が進行しているんです。

その終わりのほうでの地上工事の様子です。

大きいクレーン、道の真ん中にいることがあまりないので新鮮でした。

詳しくは「小原田貯留管築造工事」で検索を!

安心な暮らしのために見えない場所でいろいろ行われていたりするのですね。

そういうのを知るのもまた楽しくないですか?

2021/12/12 15:34:36 37°23’20.8″N 140°23’15.8″E

郡山市民にとって超重要な生活の要、イオンタウン郡山。その駐輪場にて。

ハンバーガーを食べに来た帰りの一枚ですね。

みんなの移動の足となっている自転車がきれいに光り輝いていたので撮ってみました。

2021/12/15 15:31:28 37°23’48.4″N 140°23’17.6″E 

2021/12/15 15:47:38

郡山駅新幹線ホームからの写真です。

普段使っている50-230mmの望遠ズームレンズで撮ったものです。

東海道・山陽新幹線とは違って車両の連結があったりするのでまた見ていて楽しいかもしれません。

夕方はこういった感じで車両に夕日が反射してそれがまたきれいですね。

郡山駅には通過する新幹線も多く、通過時の迫力や勢いを楽しんだり撮影してみるのもありじゃないでしょうか。

—-/–/– –:–:– 37°23’48.5″N 140°23’17.6″E 

これもまた同じような位置から撮ってるなぁ・・・

E4系の引退間近の臨時列車を撮りに行った時の一枚です。

最近は東北新幹線からは運用を引退していた車両ですが、過去には走っていたそうなんです。

この時撮影していた人たちはみんなマナーもよくて平和なまま見れたので良かったです。

意外とこの街には鉄道趣味の方が多く、皆さんマナーが良いように感じられて気持ちがよく撮影ができます。

新幹線がある街というのもよいですね。

2021/08/20 13:09:08 37°23’58.9”N 140°23’12.1”E

駅前を自転車で散歩して裏路地をぐるぐるしていたら何か工事していました。

目的もなく思いつくままに走っていると、思ってもいなかった光景を目にすることもあり楽しいものです。

壊されたり新しく作られたりする現場を見ると世の中にあるものの不安定さを感じるとともに未来を感じてわくわくもするので好きなのです。

商店街、コロナ禍が終わったら賑わってほしいですね…

 2021/06/26 15:56:14 37°23’58.0”N 140°22’52.2”E

郡山写真部の撮影会で磐梯熱海へ向かおうとして自転車で走っていた時の1枚です。

駅前大通りの街並み。古い建物に八百屋さんや楽器店等様々な店舗が入っている、いつまでも居てほしいですね。

駅・中心市街地より西エリア

最後に郡山駅から市街地を出て西へ、磐梯熱海の写真になります。

2021/06/20 18:19:00 37°25’01.7″N 140°22’22.5″E

ところ変わって電車内、しかも位置的にも郡山市の北西のほうです。

この日は確か磐梯熱海駅の周辺(線路-JR磐越西線-を西に辿ってみると見つかりますよ!)で郡山写真部の撮影会があったのです。

その撮影会の帰りの電車から見えた駅前です。

こうやってまとまって見えてくる街、ありがちだけれど毎回どこかうれしくなってしまうのです。

 2021/06/20 08:58:14 37°28’51.2”N 140°16’15.0”E

磐梯熱海駅に行ったら、JR東日本が運行している「フルーティアふくしま」がありました。車内がカフェのように改装されている特別な列車なんですが、まだ乗ったことがないんですよね。

いつか乗りたいなぁ。

今回記事を書いてみて思ったことが2つあります。

1つめは郡山市の広さや発展度が感じていたものよりも大きく、日常的にイベントに満ち溢れていたものだったということ。

2つめは日常的に記録しているGPSログや行動記録等のライフログと絡めた写真記事が面白いかもしれないとやってみて思ったこと。

そのうえで、次回書かせていただく際は自分の写真の撮影場所を描きこめるマップなどが作れたら面白いかなと妄想を膨らませています…(笑)

回を重ねるごとにマップの情報が充実していくのもよいのではないかなと、

それを見てくれた人が郡山の日常的な隠れた魅力を知ってくれたらうれしいです。


治郎丸 真昂

1999年長野県生まれ

2020年進学によって郡山市に転居。偶然インターネットに流れてきた記事を見て、コロナ禍の中でも街の情報を手に入れたいと思い郡山写真部に参加。

日常からカメラを持ち歩き、好きな景色を気ままに撮影しています。生きた記録になったらいいな。

郡山に住む写真好きの仲間が集まり、2018年から活動をしている「郡山写真部」。

郡山のまち、人の魅力を「写真」を通じて見つめ直し、「#郡山写真部」で発信しています。

郡山写真部が取材・記事を書いて作ったデジタルフォトマップ「郡山フォトスポットガイド」はコチラ


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