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フォトまち便り「Hello Local」vol.47 郡山写真部~郡山で自然とカメラを愉しむ~


地域写真部が綴っていく連載企画「Hello Local」。今回は郡山写真部、yamaさんによるフォトエッセイです。2022年に開催された郡山写真部のフォトフェスでは、展示企画の中で地図に沿った写真が展示されました。そこに興味を持ったyamaさんは郡山のまちで撮影された写真をまとめてみることに!部員の皆さんからご協力を得ながら作られた、郡山の魅力をご紹介します。


こんにちは、郡山写真部のyamaです。

今まで何回かに分けて郡山市の紹介をしましたが、郡山市全体の紹介をしたことがなかったと思い、今回は全体図をお見せしながら郡山市について紹介したいと思います!

なぜ全体図をお見せしたかったのかと言うと、去年開催したフォトフェスの際に、会場に貼られた郡山市の地図を見て改めて「郡山市って広いな〜」と思ったのがきっかけです。

郡山市は福島県の中心部にあり横長の形をしています。猪苗代湖や湖南町から中田町までは、車で1時間以上かかる距離があります。

山々や田園に囲まれ、四季の流れがはっきりしていてエリアごとに様々な自然と巡り合えるのも郡山市の魅力。

せっかくなので、エリア別に撮影できる自然のフォトスポットをご紹介したいと思います!

郡山市で巡り合える自然

■熱海町

僕たち郡山写真部では、2021年・2022年に熱海町でフォトフェスを開催しました。熱海町は、古くから続く温泉宿が立ち並び、街が自然に溶け込んだような場所。1年を通して様々な写真が撮れるスポットだと思います。

樹齢約300年のケヤキが群生する「ケヤキの森」は、自然の力強さや神秘さを感じられる場所。(撮影/ZEEYA)

田園の中にひっそりと佇む「高司神社」。夏は風鈴、秋は風車が境内に飾られノスタルジックな写真が撮れるスポット。(撮影/yama)

様々なスポーツを楽しめる「磐梯熱海スポーツパーク」。冬空の下のスケートは子ども達にも大人気。(撮影/坂井俊之)

■湖南町

猪苗代湖南岸に位置し、水芭蕉や梅花藻、向日葵など様々な花が咲くエリア。湖岸沿いには公園やキャンプ場があり、ゆったりと過ごしながら景色を楽しめる場所です。

磐梯山や猪苗代を一望できる「舟津公園」は桜や菜の花が綺麗。(撮影/宗形雅幸)

湖南町の「清水川」では、小さくてかわいらしい梅花藻を見つけることができます。(撮影/宗形雅幸)

「郡山布引風の高原」は33基の風車を前に向日葵やコスモスを撮影できる絶景スポット。(撮影/yama)

■郡山市中心〜郊外エリア

郡山市中心や郊外エリアは、豊かな自然と街が共存し生活の身近なところで四季を感じながら過ごせます。

約1,000本のソメイヨシノが郡山の街を彩る「笹原川千本桜」。(場所/三穂田町 撮影/坂井俊之)

安積疏水から流れる水路の一つでもある「南川渓谷」。散策路として整備された道は、どこか懐かしさを感じます。(場所/大槻町 撮影/坂井俊之)

春から秋にかけて、約3万坪の広い苑内を様々な花が彩る「四季の里 緑水苑」。(場所/喜久田町 撮影/yama

開成山公園近くでは年に数回「開成マルシェ」を開催し、県内の様々な生産者が出店。秋は落ち葉が絨毯となって会場を盛り立てます。(場所/開成 撮影/宗形雅幸)

■中田町/白岩町/西田町 

自然と文化が栄えるエリア。郡山市は各地で桜が咲きますが、特に西田町と中田町は桜の名所が点在。西田町にある張子人形の里「高柴デコ屋敷」では、4軒の家々が張子人形や三春駒など数百年続く伝統を守り続けています。

日本三大桜の一つとして有名な三春の滝桜。中田町には滝桜の子孫にあたる紅枝垂桜が60本ほど点在していて、中でも「紅枝垂地蔵ザクラ」は圧巻です。(場所/中田町 撮影/宗形雅幸)

四季を通して様々な情景を見せる「高屋敷稲荷神社」。ポートレートやロケーションフォトスポットとしても人気です。(場所/白岩町 撮影/yama)

張子人形をつくる高柴デコ屋敷「橋本広司民芸」17代目・橋本広司さん。(場所/西田町 撮影/宗形雅幸)

橋本さんは毎年、屋敷の側にある「天神夫婦桜」が満開になると、里の伝統の踊り”ひょっとこ踊り”を披露。桜と踊りを一緒に見られるのは年に数回しかない貴重な瞬間です。(場所/西田町 撮影/宗形雅幸)

梅の里としても有名な西田町。「梅ロード」では、純白の梅の花や紅梅、桃、枝垂れ桜、レンギョウなどが咲き乱れ、来る人の心を癒してくれます。(場所/西田町 撮影/yama)

また会いたくなる景色がある郡山市

僕が思う郡山市の良いところは、都会過ぎず田舎過ぎないところです。一言で言えば「ちょうどいい街」。

メジャーなフォトスポットもあるけれど、日常生活の中にたくさん自然があって、偶然巡り会える素敵なスポットもいっぱい。

同じ場所でも時間帯や天候、その時々で違った写真が撮れるのはカメラの醍醐味ですが、自然に恵まれた郡山だからこそ一期一会を感じる瞬間が多いです。

一つの季節が終わるたび「また来年ね」と、次また会える景色に心を踊らせながら四季の流れを楽しめるのは郡山ならではの良さかもしれません。


yama

1990年生まれ。地元郡山の魅力を探したくて郡山写真部に参加(2期生)。自然とグルメ写真を中心に撮影しています。

郡山に住む写真好きの仲間が集まり、2018年から活動をしている「郡山写真部」。

郡山のまち、人の魅力を「写真」を通じて見つめ直し、「#郡山写真部」で発信しています。

郡山写真部が取材・記事を書いて作ったデジタルフォトマップ「郡山フォトスポットガイド」はコチラ

郡山写真部のインスタグラムはコチラ

2021年フォトフェスの様はこちら

https://phat-ext.com/up-date/56484

2022年フォトフェスの様子はこちら

https://phat-ext.com/up-date/58404


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