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HOW TO / 作品制作のヒント

花撮影の基本【おすすめレンズと構図のポイント】


きれいな花を見つけると、写真を撮りたくなりますよね。
でも、なかなか綺麗に映らなかったり、 いつも同じような写真になりがち…とお困りの方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、今回はPHaT PHOTO写真教室講師の松本友希先生が、美しい花写真を撮るためのコツを伝授します!
基本編では、オススメのレンズや、構図のポイントをご紹介。
撮影のテクニックを学んで、春の花撮影を思い切り楽しみましょう!

\今回ご登場いただく先生はこちら!/

松本友希(まつもとゆき)
PHaT PHOTO写真教室での講師も務め、ビギナークラスからプレミアムクラスまでの全カリキュラムを担当。他、大手企業の写真教室や、撮影会、ワークショップの講師などでも活動している。
詳しいプロフィールは下部へ。

【INTRODUCTION】 散歩中にも楽しめる気軽で美しい被写体

花を見ると、心が洗われる気がしませんか?
道端や、誰も気づかないような場所にもひっそりと咲いている。そんな姿も花の魅力です。
花を撮るために出かけなくても、街中や旅先の撮影中に見かける路傍の花に目を向けたり、ふと路地裏に入ってみても良いでしょう。 花をただ花としてとらえるのではなく、その姿が発しているものや内に秘めているものを引き出して撮ることを意識しましょう。

72㎜/ F4.5 /1/400/ISO100/露出補正+2.0

【POINT1】 花の撮影で準備したいレンズ

花撮影ではレンズ選びも大切。
撮りたい花の種類や、自分の伝えたいことによってレンズを使い分けましょう。

標準レンズ

50㎜の標準レンズを使えば、見た感覚のまま花を撮影できます。
標準レンズのF値が小さいものや単焦点といった、背景をぼかしやすいものを持っていると便利。

標準レンズならふだんの 目線に近い写真に。

マクロレンズ

マクロレンズは花にぐっと寄って写せるので、目で見るのとは違った魅力を引き出せます。

50mmMacro/F2.8/1/320 /ISO400/露出補正+1.3

50mmMacro/F2.8/1/60/ISO800/露出補正+0.3

【POINT2】 心惹かれたひとつに主役を定める

撮りたい場面に出合ったら、いくつかまとまって咲いている中でもメインにする花を絞り、ピントや構図を決めます。 引きで撮ると記録的な写真になりがち。
作品としてきれいに残すなら、見せたい部分を明確にするためにも寄ってみましょう。寄りの写真はバラを主役として、光を入れながら他の花で囲んで華やかな雰囲気に。アングルを変えつつ主役が最も輝く撮り方を探しましょう。

47㎜/ F1.8 /1/80/ISO800/露出補正+1.7

47㎜/ F4.5 /1/25/ISO800/露出補正+1.3

花撮影・応用編【光の使い方と背景選びのコツ

応用編では、光の取り入れ方や背景選びのポイントをご紹介。
鮮やかな花が映える画面の埋め方や風景を写すときの自然光の見方、伝えたいことでアングルを変える方法など…自分らしい写真の撮り方をマスターして、いつもとは違う花写真を撮ってみましょう!
応用編はこちら

松本友希さんプロフィール

旅行会社勤務を経て写真の道へ。 2000年に日本写真芸術専門学校報道芸術科を卒業。 2007年に写真雑誌「PHaT PHOTO」の契約作家となり、誌面の企画撮影や書籍の装丁写真、広告媒体への作品提供などを行う。2009年からは「PHaT PHOTO」写真教室での講師も務め、ビギナークラスからプレミアムクラスまでの全カリキュラムを担当。他、大手企業の写真教室や、撮影会、ワークショップの講師などでも活動している。自身の作品では、主に街中や日常に潜む小さな世界を撮り続けている。写真学校で学び、仕事で活かされている技術力と、自身の作家活動で培った表現力の両面において信頼できる講師のひとり。yukidaruma.info

PHaT PHOTO写真教室 体験会のお知らせ

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PHaT PHOTO本誌では、花を被写体に撮影をする「中村早」さんへのインタビューや、一歩先を行く表現のための撮影ポイントも掲載!
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★達人に訊く編(中村早氏)
「絶えることのない花の発見を撮り続ける」
★機材編(今道しげみ氏)
「自然で柔らかな光の演出」


STORY TELLER / 写真家達の物語 vol.37

フォトディレクターの推し写真集

まちスナ日和