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HOW TO / 作品制作のヒント

海外旅行におすすめ! 撮りたいお祭りランキング5~1位


歌って、踊って、笑って…お祭りの醍醐味とは「人間の生身なエネルギーで満ち溢れていること」である。

筆者は2005年から13年間で、約30の世界の祭り/イベントを体験した。愉しそうな祭りがあると聞けば、理屈抜きでワクワクするし、参加したいのである。開催地の音楽や文化的要素も混ざっていたら、なおさら惹かれる。

盛り上がる群衆の中に分け入って撮影する場合、喧嘩に遭遇する可能性やカメラの盗難など、リスクが伴うことを理解していた方がいい。開催地の治安も下調べして、十分に準備し、安全第一の撮影を心がけよう!

それでは、お祭り撮影歴10年以上の筆者が選ぶ、写真好きの海外旅行先としてお勧めの祭りベスト10を紹介したい。

いよいよ、5位から1位の発表です!

写真・文=南しずか

5位 死者の日


メキシコ版お盆みたいな祝祭。11月1日は、マリーゴールドの花などで装飾した墓地に親族が集まり、故人を偲んで一晩を明かす。アカデミー賞長編アニメーション賞&主題歌賞を受賞した映画「リメンバー・ミー」の舞台である。

名前:死者の日
場所:メキシコ(特にハニッツィオ島とオアハカ州が有名)
時期:10月31日〜11月2日

 

4位 メドックマラソン


1985年から始まったフルマラソン大会。世界中から選ばれた8000人以上のランナーがシャトーやブドウ畑の間のコースを駆け抜ける。エイドステーションでは約25種類のワインテイスティング、約39km付近から生牡蠣、ステーキ、チーズなどが振舞われる。優勝者には体重と同じ重さのワインが贈られる。エントリーして、抽選で当選した人のみ参加可。

名前:メドックマラソン
場所:フランス・ボルドー地方
時期:毎年9月
URLhttp://www.marathondumedoc.com/en/ (フランス語と英語)

 

3位 ラ・トマティーナ(トマト祭り)


1940年半ばから始まった毎年恒例の収穫祭。トラックで運ばれてきた約150トン以上のトマトを投げ合う。安全のために、軽く潰してからトマトを投げること。カメラを守るカバーや防水ケースがある方がいい。参加者は2万人限定の予約制で、1人10ユーロのチケット制。

名前:ラ・トマティーナ(トマト祭り)
場所:スペイン・ブニョール
時期:8月最終水曜日

 

2位 ハロウィン


「秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す」という古代ケルト人の行事が起源と考えられる。現在は宗教的な意味合いがうすれて、カボチャの中身をくりぬいて飾ったり、仮装して楽しむというイベント。ニューヨークのヴィレッジ・ハロウィン・パレードは、世界最大規模のハロウィンの仮装パレードである。

名前:ハロウィン
場所:主に英語圏内(アイルランド、イギリス、アメリカなど。最近は日本でも)
時期:10月31日

 

1位 トリニダード・トバゴのカーニバル


リオ、ベネツィアとともに世界三大カーニバルのひとつ。リオが観戦するカーニバルなら、トリニダード・トバゴは参加型である。参加者はカリブの音楽に合わせて、街の中を練り歩く。ジュベー(泥や色かけ祭り)やパノラマ(スティールパンパンドの選手権)など、日替わりでイベントが変わるため、見所が多く、毎日楽しめる。メインの火曜日のパレードは街の大通りで開催されるためアクセスが良い。地元の人々は外国人にフレンドリーで比較的撮影しやすい。ただ、夜中に開催されるイベントも多いので、参加する場合は決して単独で行動せず、安全面に気をつけよう。

名前:トリニダード・トバゴのカーニバル
場所:トリニダード・トバゴ共和国
時期:リオのカーニバルと同様で、例年2月前後の土曜日〜火曜日。カトリックのイースターを基準に日程を決めるため、開催日は毎年変動する。
URL:http://officechairrace.com/(英語)

いかがでしたか?
せっかく海外旅行に行くのなら、フォトジェニックな写真が撮れて、
現地の人と盛り上がれるお祭りに合わせて行ってみては?
ケガや盗難などに気をつけて、なかなか経験できない、充実の写真旅を!


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