2.季節を光で捉える
夜景の中に季節感を演出していくことは、作品として個性を出すためのアイディアのひとつ。
花火大会で撮影したこちらの写真では、海面への花火の映りこみ、都市の夜景、船や人物を共に画面に収めることで、その場所にしかない夏の情景を写し出すことができました。「花火」や「イルミネーション」など被写体にクローズアップしすぎると、周りの様子が写らず、その場所ならではの空気感を伝えることが難しくなります。“自分の視点”で撮るときは、ときには少し引いた目線から撮影を考えてみることも大切。
こちらの写真は、東京タワーをバックに、桜をあえてシルエットにすることでひと味違う夜桜写真になりました。
イルミネーションなど、光源に近づくことができる場合はカメラにぐっと近づけて前ボケを作ってみるのも面白いですよ。