自分らしい夜景写真を撮るための4つのコツ


きれいな夜景なのに、写真に撮ると思った通りに撮れない…もっといろいろなバリエーションの写真を撮りたい!そんなふうに夜景撮影をもっと楽しみたいと思う方へ。
PHaT PHOTO写真教室講師の藤原 沖(ふじわら おき)先生に非日常的な美しい世界を写し出す夜景写真の撮り方を教えて頂きます。
藤原 沖(ふじわら おき)先生
2013年より、PHaT PHOTO写真教室の講師を担当。イベント、ワークショップ等で指導実績多数。人物、風景、ペット、舞台など幅広い領域を撮影している。7月から始まるビギナークラスを担当。
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前回は、夜景撮影の楽しみ方と押さえておきたい2つの設定を教えてもらいました。今回は自分らしい夜景写真を撮るためのコツとして、フラッシュの使い方や個性を出すためのアイディアを教えて頂きます。

1.見えない景色を演出するフラッシュ

近くの被写体と背景の明るさに差があるときは、フラッシュを使いましょう。
下の写真は、肉眼で見ると真っ暗な場所で撮影しているため、そのまま撮影をしても桜はシルエットになってしまいます。
そこで、フラッシュで桜に光を当て、桜と東京タワーを共演させています。
背景の明るさに合わせて露出を設定した後、フラッシュを焚いて撮影するのが撮り方のポイントです。

70㎜/マニュアル/ F2.8 / 1/125 秒/ ISO800

夜景をバックにした人物撮影などでも、まずは背景に露出を合わせ、フラッシュ撮影をすることで、背景と人物を同時に写すことができます。カメラ付属の内蔵フラッシュでも活用できるので、試してみてください。

2.季節を光で捉える

夜景の中に季節感を演出していくことは、作品として個性を出すためのアイディアのひとつ。
花火大会で撮影したこちらの写真では、海面への花火の映りこみ、都市の夜景、船や人物を共に画面に収めることで、その場所にしかない夏の情景を写し出すことができました。

18㎜/マニュアル/ F5.6 / 10 秒/ ISO100

「花火」や「イルミネーション」など被写体にクローズアップしすぎると、周りの様子が写らず、その場所ならではの空気感を伝えることが難しくなります。“自分の視点”で撮るときは、ときには少し引いた目線から撮影を考えてみることも大切

こちらの写真は、東京タワーをバックに、桜をあえてシルエットにすることでひと味違う夜桜写真になりました。

165㎜/絞り優先/ F3.2 / 1/160 秒/ ISO1600 /露出補正- 2.0

イルミネーションなど、光源に近づくことができる場合はカメラにぐっと近づけて前ボケを作ってみるのも面白いですよ。

50㎜/絞り優先/ F1.4 / 1/100 秒/ ISO800

3.夜空に表情を生み出す雲

夜景撮影での雲は、画作りの大きなポイント
暗い夜空に白く浮かぶ雲が立体感を生みだしたり、WBの調整によって、街の光を受けた雲が色づいたりするため、夜空に表情が生まれます。夜景撮影に出かけたら、雲の配置や動きをチェックしながら撮影に臨んでみてください。

4.自分だけの時間をいかに見つけるか

たくさんの夜景が撮影されている中で、自分らしい写真を撮るためには、“夜景”の中でも「自分だけの時間」をいかに見つけるかが重要。
深夜や早朝など、人がいなくなる時間帯をねらって、街が静まり返った夜景をねらうことも考えてみましょう。

この写真は、夜が開ける一歩手前の早朝に撮影したもの。観光地のため日中は人の山ですが、この時間は人ひとりおらず、静けさに包まれた夜の世界を写すことができました。

14㎜/マニュアル/ F8 / 10 秒/ ISO200

いかがでしたか?
非日常的な美しい世界を写し出すことができる夜景撮影。テクニックが必要な点がある反面、色味や光の軌跡など、自分でコントロールしてアレンジできる部分も多く、撮影が多様に楽しめるジャンルでもあります。
「光と遊ぶ」という純粋な気持ちを忘れずに、あなたにしか撮れない、美しい1 枚を切りとってください。

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