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HOW TO / 作品制作のヒント

ステップアップのヒントに!フォトコンPPC vol.111 「もうちょっとで入選!」審査員の講評


「想い」細田淳子(埼玉県)

米津玄師さんの楽曲「Lemon」からインスピレーションを受けて撮影されたとのこと。その発想がいいですね。「伝えたいけど、伝えられない、声が聞きたいけど聞けない想い」。まさに文字通りに撮れていて写真もお上手ですが、少し直接的すぎると感じました。次は歌詞の意味を意訳してとらえてみると、より良くなりそうです。

「母子」小原信也

休日のある日、娘さんの、母といられる嬉しさを足と足の触れ具合に表れていると感じたという撮影意図が、素晴らしいと思いました。そういった小さなことに気付けるかどうかが、「写真」を「作品」にできるかどうかの境目だと思います。その思いをどう観客に伝えるか。次のステップにいけそうな1枚ですね。

「記念撮影」奥田晃介(京都府)

京都の有名な観光地。望遠レンズの圧縮効果で、それぞれ記念撮影している人々を、構図の面白さと光の美しさにひかれて撮影したとのこと。ぱっと見たところ、大人数の団体がいろんなポーズを工夫して撮影しているのかと思いましたが、よくよく見るとそれぞれ違うチームであることがわかります。見どころの多い1枚ですね。

「まったり。。。」河村陽子(神奈川県)

バラの花びらに、ちょこんと乗った小さなカエル。長年使っている少しくたびれた、でも心地のいいおふとんでくつろいでいるような、そんな印象を受けました。少し曇った色合いや、枯れた花びらが、バラとカエルの親密感を表しているようです。カエルを擬人化して、いろんなシーンを撮影してみると面白いかもですね。

「たとえ、銅像になっても…」タナカヤマト(千葉県)

銅像であっても、この二人の仲睦まじさを感じたというタナカさん。銅像をつくった方に聞かせてあげたいコメントですね!横から撮影したことで、女性のうっとりともたれかかる表情や、しっかりつかんだ男性の手が強調されています。その効果で「駅の銅像」感が薄れ、きちんと擬人化できているのが素晴らしいです。


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