岩田徳彦さん、100ポイント達成おめでとうございます。岩田徳彦さんの応募されてくる写真の特長は、お子様の成長を撮り続けていることにあります。そして、岩田さん自身の写真も、岩田さんのお子さんのように成長を続けてこられました。
Vol.96「無敵の指」から、Vol.98 の「トップ会談」、総合2位になったVol.106の「ある晩」、同じく総合2位のVol.111「自由って」まで、お子様を撮られていることは変わらないのですが、最初の頃のユーモアやペーソスを感じさせる写真から、もっと心の奥の深いところに届くような、写真を観るものにふと考えさせる力のある写真へと変化しています。
何気ない可愛さを撮ることから、お子様が垣間見せる仕草や表情の中にある、人間の持つ本質を捉える写真へ。それは、お子様の成長とも多いに関係しているのでしょう。
また、タイトルにも感心していました。タイトルは、写真に方向性を持たせます。ニコッとしてしまうものから、考えさせるようなタイトルに変わっていったことも、撮っている写真の変化と似ていました。
今後、お子様に自我が芽生えると、撮影が難しくなるかもしれません。それも、岩田さんのさらなる変化のためのきっかけとなるでしょう。この先の写真にも期待します。